短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

安富冠句会 平成19年1月上座抄(広岡佳月 宗匠選)

広岡佳月 宗匠選

天    眺めよし 頂上に立つ老いの杖  (泉水)
(標目  最高齢の椅子は譲らぬ)
 追吟  老いの杖七、五の趣味にあるリズム

地    瑞運の明けてめでたし二〇〇七  (土筆)
(標目  東天紅が佳き年を告ぐ)<読み込み 雲>

人    薬代 母在る限り吾が役目  (千翔)
(標目  人道歩む姿尊し)

二    眺めよし 半歩づつ退く姑嫁仲  (政信)
三    枝を張り 兼六園が冬を吊る  (和憲)
四    いつまでも昭和忘れじきのこ雲  (泉水)<読み込み 雲>
五    恙無く喜寿を迎えし夫婦舟  (春風)<折り句 ツミキ>
六    狙い撃ち 京の通し矢春を知る  (公三)
七    枝を張り 談合列島根は地下で  (豪人)
八    薬代 死にたくもなし金もなし  (千代子)
九    薬代 富山の風を置いて行く  (和憲)
十    記念して 姫路となった日を残す(祥雲)
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by kanku_yasutomi | 2007-01-30 07:00 |  安冨冠句会例会