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短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

安富冠句会 平成21年1月上座抄(太田春風 雅伯選)

太田春風 雅伯選

天    婿迎え 続く家系に気が和む  (直樹)<折り句 ムツキ>
(標目  我家の春や幸せ祈る)
 追吟  気が和む余生健やか詩を愛で

地    一夜漬け かぶの甘酢へ柚子の香も  (土筆)
(標目  脇役なれど膳をひきしめ)

人    予定表 母となる日を待ち詫びる  (耕作)
(標目  ふくらむ夢を夫と分け合い)

二    初春の朝 津々浦々に初日の出  (善三郎)
三    予定表 肌に刻んだ農日誌  (直樹)
四    里の春 神の絵筆に野が染まる  (直樹)
五    橋渡し 稔ってほしいこのご縁  (新一)
六    ペアルック 心浮かせて若返る  (千翔)
七    羽根伸ばす 伊予へ湯治かコウノトリ  (政信)
八    筆走る 枯木に趣味の詩の道  (耕作)
九    初春の朝 心爽やか霊気満つ  (善三郎)
十    冬の星 古城がそびえ月冴える (耕作)
by kanku_yasutomi | 2009-01-29 03:00 |  安冨冠句会例会