短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

安富冠句会 平成22年1月上座抄(安原純一 雅伯選)

安原純一 雅伯選

天    神の鈴 願いはひとつ凡な幸  (直樹)
(標目  多くはのぞまぬ素朴な祈り)
 追吟  凡な幸まずは健康と云う基本

地    頑張れよ 産まれる方も産む方も  (千翔)
(標目  固唾のみつつ呱々の声聞く)

人    老いの徒然日毎に侘びし 振り向くことが多くなる  (直樹)<送り句>
(標目  残り少ない命のカード)

二    年輪をしっかり重ね余生生く  (土筆)<折り句 ネシヨ>
三    冬籠り 芯は枯れても根は活きる  (泉水)
四    子育て記 祖母から母へ母は娘へ  (泉水)
五    戦中派 麦飯の味知る世代  (政信)
六    名句あり 健在嬉しなじみの名  (公三)
七    神は見る嘘か真か正義の目 (春風)<詠み込み 正> 
八    下心 意味もひびきも嫌な語呂  (政新)
九    したり顔 やっと芽が出た詩の種  (直樹)
十    一夜漬け 剥がれるメッキ出る地金  (哲男)
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by kanku_yasutomi | 2010-01-28 05:00 |  安冨冠句会例会