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短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

安富冠句会 平成19年2月上座抄(太田春風 雅伯選)

太田春風 雅伯選

天    時移り 地球の危機が気に掛る  (守磨呂)
(標目  少子温暖課題も多く)
 追吟  気に掛る青い地球は民の手で

地    薄くなり 親亡き後は足遠く  (土筆)
(標目  星を仰ぎて先祖に詫びる)

人    幸せな 老後を生きて悔いはなし  (土筆)
(標目  感謝の日日や悠々自適)

二    置炬燵 背に愛情のチャンチャンコ  (佳月)
三    働いて培う財に夢がある  (千翔)<折り句 ハツユ>
四    仰ぎ見る 永久に尊し父母の恩  (佳月)
五    電化の世 エジソン地下で舌を巻く  (善三郎)
六    薄くなり 泣いているよな昼の月  (純一)
七    羽子板で撞いた遊びの夢おぼろ  (和憲)<折り句 ハツユ>
八    猪垣も朽ちて棚田の荒れしまま  (佳月)<読み込み 猪>
九    目が醒めて ペコチャンもはや期限切れ  (豪人)
十    電化の世 ご飯洗濯指一つ  (豪人)
by kanku_yasutomi | 2007-02-28 05:00 |  安冨冠句会例会