安富冠句会 平成20年2月上座抄(安原純一 雅伯選)
2008年 02月 28日
安原純一 雅伯選
天 ほのぼのと 好きな言葉はありがとう (佳月)
(標目 この言葉に怒る人無し)
追吟 ありがとう人本来の性は善
地 季移りを急かして春の土起こす (直樹)<折り句 キセツ>
(標目 待ってましたと土が息する)
人 痛しかゆし 無い袖を振ることもある (耕作)
(標目 武士は食はねど高楊枝とか)
二 寒の月 冬将軍の紋所 (恒男)
三 短日の陽の落つ速さ灯の恋し (篤子)<読み込み 灯>
四 鍋囲む 愚痴も煮込んで交わす酒 (泉水)
五 襟を立て 聞く耳持たぬ奴にくし (泉水)
六 盃に結ばれ誓う幾千代に (祥雲)<折り句 サムイ>
七 踏み外す 理性の舵が侭ならず (和憲)
八 気がついて 三寒四温春の息 (孝代)
九 南枝北枝と花芽が動く 梅一輪を待ち侘びる (戸楓)<送り句>
十 痛しかゆし 小指一本駄々こねる (和憲)
天 ほのぼのと 好きな言葉はありがとう (佳月)
(標目 この言葉に怒る人無し)
追吟 ありがとう人本来の性は善
地 季移りを急かして春の土起こす (直樹)<折り句 キセツ>
(標目 待ってましたと土が息する)
人 痛しかゆし 無い袖を振ることもある (耕作)
(標目 武士は食はねど高楊枝とか)
二 寒の月 冬将軍の紋所 (恒男)
三 短日の陽の落つ速さ灯の恋し (篤子)<読み込み 灯>
四 鍋囲む 愚痴も煮込んで交わす酒 (泉水)
五 襟を立て 聞く耳持たぬ奴にくし (泉水)
六 盃に結ばれ誓う幾千代に (祥雲)<折り句 サムイ>
七 踏み外す 理性の舵が侭ならず (和憲)
八 気がついて 三寒四温春の息 (孝代)
九 南枝北枝と花芽が動く 梅一輪を待ち侘びる (戸楓)<送り句>
十 痛しかゆし 小指一本駄々こねる (和憲)
by kanku_yasutomi
| 2008-02-28 06:00
| 安冨冠句会例会