短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

安富冠句会 平成22年2月上座抄(広岡和憲 雅伯選)

広岡和憲 雅伯選

天    おそろしや我が身にありし鬼の相  (千翔)<読み込み 鬼>
(標目  私を映す仏の鏡)
 追吟  鬼の相荒む心が呼び寄せる

地    凛として 清濁飲み込む雪中花  (恒男)
(標目  諭す姿がこんなに綺麗)

人    竜馬伝 世界見ていた下級武士  (政信)
(標目  こんな逸材出てきてほしい)

二    以ての外 もったいないが通じぬ世  (恒男)
三    星の数 意中の人は君ひとり  (直樹)
四    常習犯 お天とう様が見てござる  (千賀子)
五    多年草 話しかけてる小花壇  (耕作)
六    恵方巻美女が太巻き寿司かぶる  (土筆)<折り句 エビス>
七    たばこ税 煙に縋る国予算  (公三)
八    細くても天命といういのち燃える  (純一)<送り句 ホテイ>
九    此の世間生き抜く為に鬼になる  (芳英)<詠み込み 鬼>
十    たかが冠句よされども深し 佳月あの世で喝入れる  (純一)<送り句>
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by kanku_yasutomi | 2010-02-25 06:00 |  安冨冠句会例会