短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

安富冠句会 平成21年3月上座抄(村上千翔 雅伯選)

村上千翔 雅伯選

天    身を捨てて 耐えた苦労に花が咲く  (耕作)
(標目  懸命に生きことさら大輪)
 追吟  花が咲く苦労知る種美しい

地    春彼岸 心柔らぎ水ぬるむ  (雅城)
(標目  日脚ものびて草木も目覚め)

人    浮き沈み生きる努力に夢がある  (耕作)<折り句 ウイア>
(標目  山頂近し幸い信じ)

二    終電車 哀愁のせて闇に消ゆ  (土筆)
三    詩拾う 月浩々と過疎静か  (春風)
四    勤め終え余生は農に腰を入れ  (公三)<読み込み 腰>
五    紙一重 冠句を活かすひねりの差 (泉水)
六    身を捨てて 浮かぶ瀬もある人の世は  (雅城)
七    受け止めて茨の道も諦めず  (芳英)<折り句 ウイア>
八    春の芳(かんば)せ心も弾む 鶯鳴かす梅の花  (篤子)<送り句>
九    内緒事 始め浅瀬がつい深み  (土筆)
十    気品風格季節の香り 鶯鳴かす梅の花  (新一)<送り句>
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by kanku_yasutomi | 2009-03-26 02:00 |  安冨冠句会例会