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短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

安富冠句会 平成22年3月上座抄(太田春風 雅伯選)

太田春風 雅伯選

天    一苦労 惜しまぬ手間を菊は知る  (和憲)
(標目  凛々しい大輪懸崖もよし)
 追吟  菊は知る主の愛情無駄にせず

地    身は老えど吟は道連れ果報者  (土筆)<読み込み 吟>
(標目  切磋琢磨の友に感謝を)

人    巣立つ子をいとしく思う離別の日  (千翔)<折り句 スイリ>
(標目  苦難ありとも八起き忘れるな)


二    連綿と極めて深し趣味の道  (直樹)<折り句 レキシ>
三    体験記 病で太くなる絆  (孝代)
四    体験記 戦の無残元兵士  (純一)
五    春霞 せせらぎ揺らし猫柳  (千翔)
六    泡銭 因果は巡る世の掟  (土筆)
七    サンドイッチ 義理と人情人の道  (耕作)
八    公に 政治とは闇の中  (良春)
九    溜まってる 悩みストレス趣味が趣味が消す  (良春)
十    春霞 山並み淡く今朝の里 (千翔)
by kanku_yasutomi | 2010-03-25 02:00 |  安冨冠句会例会