短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

安富冠句会 平成21年4月上座抄(小林善三郎 雅伯選)

小林善三郎 雅伯選

天    花は葉に七十路坂の道標  (土筆)<折り句 ハナミ>
(標目  老いの人生歩むしるべを)
 追吟  道標心に宿る安堵感

地    花言葉 愛は千慮の上に立つ  (耕作)
(標目  こころ伝える愛の表現)

人    夢語る 花の心が聞こえます  (美好)
(標目  ものは言えねど花のしぐさに)

二    乾く心に冠句が沁みる 命洗いに行く冠句  (雅城)<送り句>
三    道ふたつ背中おされた母の声  (千翔)<読み込み 声>
四    花に酔う 越えてはならぬ線がある  (美好)
五    花言葉 添えて謎かけ恋の文  (泉水)
六    花は散る 名を残しての弥陀の旅  (哲男)<折り句 ハナミ>
七    花に酔う 風ありて佳し無くてよし  (純一)
八    ストライキ 世相は変わり身も老いる  (戸楓)
九    良い返事 口の揃った聞き合わせ  (千翔)
十    意地を張る ぬぐう涙を無駄にせん  (泉水)
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by kanku_yasutomi | 2009-04-30 02:00 |  安冨冠句会例会