短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

安富冠句会 平成19年5月上座抄(小林善三郎 雅伯選)

小林善三郎 雅伯選

天    手を拭いて 一行で足る老日記  (純一)
(標目  老いの行事は記録簡略)
 追吟  老い日記一行なれど書く思案

地    追憶の句集で偲ぶ紫水の忌  (和憲)<折り句 ツクシ>
(標目  紫水宗匠泉下ご機嫌)

人    気は若い 青春切符切る冠句  (和憲)
(標目  若く明るく月一回)

二    渦を巻く 軽い気持ちで投げた石  (泉水)
三    気は若い 付いて行けない影法師  (公三)
四    縁あって三三九度の賭けをする  (佳月)<詠み込み 縁>
五    手を抜いて 不信で揺れた設計図  (佳月)
六    初燕 独りぐらしに季はめぐる  (治子)
七    始球式 制覇を目指す長丁場  (佳月)
八    土に生き苦労に耐えて皺深し  (耕作)
九    気は若い 一色足して誘う恋  (和憲)
十    渦を巻き 煩悩はまだ衰えず  (佳月)
[PR]
by kanku_yasutomi | 2007-05-31 03:00 |  安冨冠句会例会