安富冠句会 平成20年7月上座抄(安原純一 雅伯選)
2008年 07月 31日
安原純一 雅伯選
天 鈴を吊る 句帳が耳を澄ましてる (和憲)
(標目 花鳥風月愛して止まず)
追吟 澄ましてる旬の顔した見合い席
地 励まして 涙かくした見舞客 (泉水)
(標目 誠心誠意嘘つき通す)
人 帰り待つ 灯りが一つついている (善三郎)
(標目 貧者の一灯されどバラ色)
二 発車して 終着駅の無い門出 (善三郎)
三 選ばれて肩の襷は重荷知る (善三郎)<読み込み 選>
四 首を振る 尺八吹いて三年目 (和憲)
五 しなやかに 会えば自然に出る会釈 (耕作)
六 幸せは糟糠の妻旨いめし (千翔)<折り句 シソウ>
七 決め手なし 先が読めない千日手 (美好)
八 励まして 術後の母の髪をとく (國子)
九 田を愛し伝え行きたい野良の汗 (新一)<折り句 タツノ>
十 切符手に 心はずんだ昔あり (千賀子)
天 鈴を吊る 句帳が耳を澄ましてる (和憲)
(標目 花鳥風月愛して止まず)
追吟 澄ましてる旬の顔した見合い席
地 励まして 涙かくした見舞客 (泉水)
(標目 誠心誠意嘘つき通す)
人 帰り待つ 灯りが一つついている (善三郎)
(標目 貧者の一灯されどバラ色)
二 発車して 終着駅の無い門出 (善三郎)
三 選ばれて肩の襷は重荷知る (善三郎)<読み込み 選>
四 首を振る 尺八吹いて三年目 (和憲)
五 しなやかに 会えば自然に出る会釈 (耕作)
六 幸せは糟糠の妻旨いめし (千翔)<折り句 シソウ>
七 決め手なし 先が読めない千日手 (美好)
八 励まして 術後の母の髪をとく (國子)
九 田を愛し伝え行きたい野良の汗 (新一)<折り句 タツノ>
十 切符手に 心はずんだ昔あり (千賀子)
by kanku_yasutomi
| 2008-07-31 07:00
| 安冨冠句会例会