短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

安富冠句会 平成21年7月上座抄(松井土筆 雅伯選)

松井土筆 雅伯選

天    苦労の手一家ささえて生きた父  (哲男)<詠み込み 手>
(標目  母が先立ち苦労ひとしお)
 追吟  生きた父筆舌難し耐え忍び

地    健やかに生きて米寿に陰りなし  (良春)<折り句 スイカ>
(標目  山河踏み越え余生幸せ)

人    主婦の知恵 家産家消の野菜畑  (豪人)
(標目  健康の鍵作る楽しむ)

二    手間かけて熟成させる追吟誌  (和憲)<詠み込み 手>
三    細長い 生きのびてなお奥がある  (雄飛)
四    生麦酒 愚痴も悩みも泡に消え  (芳英)
五    侘びと寂 終の庵で咲く冠句  (和憲)
六    侘びと寂 醸す茶室の白椿  (篤子)
七    枯れるまで持ちつ持たれつ夫婦路  (哲男)<折り句 カモメ>
八    過ぎた恋今も忘れぬ片思い  (孝代)<折り句 スイカ>
九    天の川 宇宙の神秘しばし酔う  (善三郎)
十    小手調べ 自信をつけるリハーサル  (春風)
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by kanku_yasutomi | 2009-07-30 05:00 |  安冨冠句会例会