短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

安富冠句会 平成21年7月上座抄(有末新一 雅伯選)

有本新一 雅伯選

天    細長い 其れが幸せ我が人生  (雅城)
(標目  直向きに我慢で掴む福の神)
 追吟  我が人生密かに燃える二人連れ

地    生麦酒 愚痴も悩みも泡に消え  (芳英)
(標目  悪夢捨て明日に向かって活力を)

人    亡き父に酒を手向けて墓洗う  (泉水)<読み込み 手>
(標目  過去を詫び心を籠めた酒の味)

二    主婦の知恵 手綱捌きにそつはない  (善三郎)
三    小手調べ 百名山も一歩から  (公三)
四    小手調べ 策におぼれず信と仁  (善三郎)
五    仏壇に毎夜感謝の手を合わす  (豪人)<詠み込み 手>
六    布石定石マニュアル片手 鍬を洗えば待つ碁盤  (純一)<送り句>
七    たのし苦しい句作の妙味 雲に乗せたい我が詩心  (善三郎)
八    捨て台詞 馬耳東風に聞き流し  (恒男)
九    相合傘 蛇の目絵となる古都の雨  (耕作)
十    過ぎた恋今も忘れぬ片思い  (孝代)<折り句 スイカ>
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by kanku_yasutomi | 2009-07-30 07:00 |  安冨冠句会例会