短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

平松直樹 雅伯選

天    無事願う 戌の日締める岩田帯  (和憲)
(標目  元気な孫の顔みたい)
 追吟  岩田帯安産祈る母の愛

地    夏祭り繋ぐ百の燈山が浮く  (千翔)<送り句 ナツヤ>
(標目  精霊送る火の眩し)

人    甲子園 勝者敗者に光る夏  (和憲)
(標目  青春の汗はみな宝)

二    御中元 心遣いが嬉しくて  (芳英)
三    すがすがし見返り富士が虹に浮く  (良春)<折り句 スミニ>
四    B29 耐えて偲んだ終戦日  (和憲)
五    お国訛りが飛び交うお盆 町が昔の顔になる   (和憲)
六    農日誌 土にふれあう父ひとり  (千賀子)
七    初の盆 亡父の意外な裏話  (芳英)
八    職探し 一家担った背な重し  (泉水)
九    誘い込む 赤いネオンのある魅力  (和憲)
十    丁度よい 紙に馴染んだ筆の先  (善三郎)
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by kanku_yasutomi | 2009-08-27 07:00 |  安冨冠句会例会