短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

安富冠句会 平成21年10月上座抄(小林善三郎 雅伯選)

小林善三郎 雅伯選

天    母は厭わず惜しまぬ苦労 虫の音聞いて仕舞風呂  (直樹)<送り句>
(標目  ひがな一日野良に内助に)
 追吟  仕舞風呂家族の汗に身を溶かす

地    バトンタッチ 汗が沁み入る父の椅子  (直樹)
(標目  跡目相続思い新たに)

人    喜寿米寿 天与の果報唯感謝  (千翔)
(標目  生まれ付きでか加護もあってか)

二    苦を超えて農に汗かく日々が幸  (耕作)<折り句 クノヒ>
三    紫水杯 興奮包む鶴の布  (千翔)
四    姫路城 美と強運の歴史あり (篤子)
五    下馬評に心の油断ひきしめる  (健一郎)<読み込み 馬>
六    句を愛し残る余生に灯を点す  (耕作)<折り句 クノヒ>
七    万歩計 踏み出す一歩望み賭け  (新一)
八    秋桜 乱れてもなお美しい  (耕作)
九    たわわなる稲の稔りに良い笑顔  (直樹)<折り句 クノヒ>
十    御洒落して 枯木に趣味の花が咲く  (耕作)
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by kanku_yasutomi | 2009-10-29 01:00 |  安冨冠句会例会