短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

安富冠句会 平成21年12月上座抄(平松直樹 雅伯選)

平松直樹 雅伯選

天    煤払い 化粧直して春を待つ  (公三)
(標目  こころ爽やか進取の気持ち)
 追吟  春を待つ心清めて幸あれと

地    振り返る 過ぎたる日々も懐かしく  (阿ケ美)
(標目  ああ青春の山河を望む)

人    広辞苑 祖母の知恵にはかなわない  (孝代)
(標目  活字に見えぬ人の心根)

二    届く野菜にふるさと思う 家族揃って鍋囲む  (千賀子)<送り句>
三    踏まれも歪む事なし野辺の花  (新一)<折り句 フユノ>
四    住所録 永久の別れが又一人  (公三)
五    名句続出ゆずらぬ上座 老いて益々盛んなり   (千賀子)<送り句>
六    揺れ動く 国の行く手の定まらず  (純一)
七    懸崖を仕立て見事な菊日和  (公三)<折り句 ケシキ>
八    トコトコと ブリ大根が冬を煮る  (和憲)
九    白菜も鉢巻き締めて冬構え  (和憲)<読み込み 白>
十    聖なる夜 知らず知らずの罪を詫び  (哲男)
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by kanku_yasutomi | 2009-12-24 07:00