短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

カテゴリ: 安冨冠句会例会( 307 )

山口泉水 宗匠選

天    初音聴く 雪を衣に梅の花  (直樹)<詠み込み 初>
    (標目 我が家の庭に春はそこまで)
追吟   梅の花 うぐいす鳴けばほほ笑みて

地    初便り 束ねて届く嬉しさよ  (篤子)<詠み込み 初>
    (標目 あの人この人おもかげ浮かび)

人    気は心 やはり嬉しい旅土産   (公三)
    (標目 となり近所はいつも仲良く)

二    富士の山 四季それぞれの美しさ  (雄飛)
三    厨の灯 消える事なし大晦日  (政信)
四    厨の灯 夕餉を告げる母の声  (純一)
五    評論家 足で稼いだ風を読む (直樹)
六    評論家 理屈並べて自慢げに  (阿ヶ美)
七    カルタ会 和服が似合うあでやかに  (雄飛)
八    仲直り 折れて一言ごめんねと  (阿ヶ美)
九    初日の出 皇居に集う旗の波 (耕作)<詠み込み 
十    天と紫水をまとめてもらう 早く来い来い開巻日 (雄飛)
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by kanku_yasutomi | 2011-01-27 01:00 |  安冨冠句会例会
紫水杯 多選之部

紫水杯  六選  
    
      泡銭 汗のない金羽根生える  (新一)

四選   連立が軋む与党の正念場  (純一)<折り句 レキシ>

      無尽蔵 汲めども尽きぬ親の慈悲  (千翔)

      霊前に清め手向ける四季の花  (直樹)<折り句 レキシ>

      春霞 大地が羽織る季のショール  (和憲)

三選   一苦労 惜しまぬ手間を菊は知る  (和憲)
      梅見頃 まだぎこちなき初音聴く (千翔)
      サンドイッチ 部下と上司の痛み分け  (雄飛)
      無尽蔵 愛の泉は測れない (雄飛)
      溜まってる 悩みストレス趣味が消す  (良春)
      怪気炎 勝てば官軍何時の世も  (恒男)
      住み慣れた今の田舎が理想郷  (豪人)<折り句 スイリ>
      巣立つ子をいとしく思う離別の日  (千翔)<折り句 スイリ>
      一苦労 農継ぐ息子嫁探し  (泉水)
      サンドイッチ 一つふとんで川と寝る  (恒男)
      鈴鳴らし出雲の神に良縁を  (直樹)<折り句 スイリ>
      体験談 熱く語ろう生き字引  (公三)
      公に 婚約発表薬指  (孝代)
      梅見頃 匂いに春を乗せてこい  (耕作)
      無尽蔵 夜空のダイヤ夢くれる  (和憲)

      以上 三選15章

多選 20章でした。多選が多く充実しました。
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by kanku_yasutomi | 2010-03-25 08:00 |  安冨冠句会例会
広岡和憲 雅伯選

天    泡銭 怠惰の花が根を這わす  (直樹)
(標目  心くすぐる見栄と快楽)
 追吟  根を這わす一夜の夢追う泡花

地    一苦労 未だ未だ越える山河あり  (雄飛)
(標目  あなたおまえで歩む人生)

人    雪中花長寿の糧となりし吟  (千翔)<読み込み 吟>
(標目  声は朗朗余生吟じる)

二    梅見頃 句箋が唸る峠茶屋  (直樹)
三    連立が軋む与党の正念場  (純一)<折り句 レキシ>
四    天の迷い子浮かれて踊る 季節外れの雪が降る  (純一)<送り句>
五    無尽蔵 余生安めり詩の海  (直樹)
六    怪気炎 自国の小旗冬五輪  (豪人)
七    泡銭 汗のない金羽生える  (新一)
八    一苦労 認知の母に手が足りぬ  (直樹)
九    梅見頃 春を待つ孫の初歩き  (孝代)
十    公に 笑いの消えた世の不正  (千翔)
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by kanku_yasutomi | 2010-03-25 07:00 |  安冨冠句会例会
有本新一 雅伯選

天    無尽蔵 心の財を積み上げて  (春風)
(標目  荷物にならぬ人生観)
 追吟  積み上げて社会に返す英知と理性

地    体験談 語り継ごうよきのこ雲  (春風)
(標目  戦争放棄永遠に)

人    日本の美羽織袴で吟の舞い  (公三)<読み込み 吟>
(標目  朗々と天地に響く輪の心)

二    無尽蔵 愛の泉は測れない  (雄飛)
三    無尽蔵 汲めども尽きぬ親の慈悲  (千翔)
四    体験談 泥が教えた明日の夢  (直樹)
五    一苦労 惜しまぬ手間を菊は知る  (和憲)
六    列島も軋む不況に四苦八苦  (純一)<折り句 レキシ>
七    健やかに生き抜く老後力みなく  (良春)<折り句 スイリ>
八    連綿と極めて深し趣味の道  (直樹)<折り句 レキシ>
九    男無口で夢追うロマン 多弁に勝る重い口  (千賀子)<送り句>
十    溜まってる 練りよが足らぬ脳の味噌  (千翔)
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by kanku_yasutomi | 2010-03-25 06:00 |  安冨冠句会例会
春名豪人 雅伯選

天    体験談 反省もあり自慢あり  (純一)
(標目  長い人生色々あるよ)
 追吟  自慢あり苦はそっちのけ話さない

地    サンドイッチ 部下と上司の痛み分け  (雄飛)
(標目  中間職は板ばさみ)

人    無尽蔵 親子の愛は限りない  (芳英)
(標目  人だけでなく動物もみな)

二    梅見頃 まだぎこちなき初音聴く  (千翔)
三    水線の入り日真っ赤に離島染め  (良春)<折り句 スイリ>
四    公に 決断求む基地移転  (直樹)
五    一苦労 他人の「めし」で腕磨く  (耕作)
六    怪気炎 勝てば官軍何時の世も  (恒男)
七    体験談 風化はさせぬ震災者  (和憲)
八    無尽蔵 阿弥陀如来が廻す慈悲  (和憲)
九    日本の美羽織袴で吟の舞い  (公三)
十    霊峰の木々の紅葉四季の景  (新一)<折り句 レキシ>
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by kanku_yasutomi | 2010-03-25 05:00 |  安冨冠句会例会
安原純一 雅伯選

天    霊前に清め手向ける四季の花  (直樹)<折り句 レキシ>
(標目  思い届ける黄泉路の人え)
 追吟  四季の花色とりどりの感嘆符

地    澄み渡る詩吟の美声天を突く  (新一)<読み込み 吟>
(標目  音吐朗々、座を圧すなり)

人    公に 決断求む基地移転  (直樹)
(標目  過去の密約今も引きずる)

二    無尽蔵 汲めども尽きぬ親の慈悲  (千翔)
三    溜まってる 小銭かぞえる孫が居る  (孝子)
四    春霞 小鳥が歌う過疎の里  (耕作)
五    少し貯め今は低利の利子に泣く  (泉水)<折り句 スイリ>
六    怪気炎 まあ如何程の春の夢  (直樹)
七    いつも優しく威張らず真面目 多弁に勝る思い口  (謙一郎)<送り句>
八    泡銭 汗のない金羽生える  (新一)
九    怪気炎 勝てば官軍何時の世も  (恒男)
十    好きな道生き甲斐もあり理屈抜き  (耕作)
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by kanku_yasutomi | 2010-03-25 04:00 |  安冨冠句会例会
有末政信 雅伯選

天    無尽蔵 資源はないが技術あり  (良春)
(標目  未来明るし贅沢せねば)
 追吟  技術あり資源を作りだす技も

地    サンドイッチ 辛い中間管理職  (純一)
(標目  権限少なし責任重し)

人    公に 大手を振った領収書  (和憲)
(標目  これさえあれば鬼に金棒)

二    春霞 大地が羽織る季のショール  (和憲)
三    梅見頃 まだぎこちなき初音聴く  (千翔)
四    泡銭 汗のない金羽生える  (新一)
五    溜まってる 妻のストレス無給の身  (孝代)
六    体験談 聞く目が輝く子供たち   (智稔)
七    一苦労 惜しまぬ手間を菊は知る  (和憲)
八    連立が軋む与党の正念場  (純一)<折り句 レキシ>
九    住み慣れた今の田畑が理想郷 (豪人)
十    澄み渡る詩吟の美声天を突く  (新一)
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by kanku_yasutomi | 2010-03-25 03:00 |  安冨冠句会例会
太田春風 雅伯選

天    一苦労 惜しまぬ手間を菊は知る  (和憲)
(標目  凛々しい大輪懸崖もよし)
 追吟  菊は知る主の愛情無駄にせず

地    身は老えど吟は道連れ果報者  (土筆)<読み込み 吟>
(標目  切磋琢磨の友に感謝を)

人    巣立つ子をいとしく思う離別の日  (千翔)<折り句 スイリ>
(標目  苦難ありとも八起き忘れるな)


二    連綿と極めて深し趣味の道  (直樹)<折り句 レキシ>
三    体験記 病で太くなる絆  (孝代)
四    体験記 戦の無残元兵士  (純一)
五    春霞 せせらぎ揺らし猫柳  (千翔)
六    泡銭 因果は巡る世の掟  (土筆)
七    サンドイッチ 義理と人情人の道  (耕作)
八    公に 政治とは闇の中  (良春)
九    溜まってる 悩みストレス趣味が趣味が消す  (良春)
十    春霞 山並み淡く今朝の里 (千翔)
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by kanku_yasutomi | 2010-03-25 02:00 |  安冨冠句会例会
村上千翔 雅伯選

天    吟魂は言葉の妙で味を増す  (耕作)
(標目  心打つ詩万人ゆさぶる)
 追吟  味を増す調和を添えて旨みます

地    秀吟の味わい深し天位なる  (雄飛)
(標目  味ある句意は胸にしみいる)

人    鶴の一声評定締める 多弁に勝る重い口  (純一)<送り句>
(標目  人望厚き声にうなずく)

二    怪気炎 いざ鎌倉が口火切る  (和憲)
三    連立が軋む与党の正念場  (純一)<折り句 レキシ>
四    サンドイッチ 一つふとんで川と寝る  (恒男)
五    一苦労 二大政党姑と嫁 (純一)
六    公に 言い訳問答見苦しい  (哲男)
七    一苦労 我が子の寝顔明日の糧  (耕作)
八    健やかに生き抜く老後力みなし  (春風)<折り句 スイリ>
九    礼儀欠き記録残した賜杯泣く  (春風)<折り句 レキシ>
十    サンドイッチ 満員電車押し込まれ  (良春)
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by kanku_yasutomi | 2010-03-25 01:00 |  安冨冠句会例会
紫水杯 多選之部

紫水杯  四選  
    
      みな優し園児が作る鬼の面  (純一)<読み込み 鬼>

四選   細くとも天命という命燃ゆ  (純一)<折り句 ホテイ>

      たばこ税 意思の弱さに追い打ちか  (哲男)

      たばこ税 煙に縋る国予算  (公三)
      
      今日もリハビリ馴染みの顔と 老いの日課は医者通い  (春風)<送り句>
      凛として 春待つ木立雪化粧  (公三)

三選   たばこ税 値上げの毒をまだ吸うか (政信)
      恵方巻美女が太巻き寿司かぶる  (土筆)<折り句 エビス>
      家守る鬼門清めて無事の日々 (孝代)
      以ての外 知らぬ存ぜぬ億の金  (春風)
      豆剣士心を鬼に鍛え抜く  (芳英)
      本日で停年迎え祝い酒  (芳英)
      以ての外 罪なき人の懲役刑  (新一)
      竜馬伝 世界見ていた下級武士  (政信)
      多年草 春に顔出す土筆の子  (直樹)
      常習犯 裏口くぐる午前様  (千翔)
      星の数 意中の人は君ひとり  (直樹)
      以ての外 産地偽装で丸儲け  (政信)
      白内障 老いの階段又一歩  (公三)
      以ての外 税くう虫が威張ってる  (哲男)
      多年草 子へのバトンで冬を越し  (恒男)
      星の数 白黒つけて去る土俵  (泉水)
    
      以上 三選16章

多選 22章でした。今回は多選が多く、選が少し、集中した様です。
勿論素敵な句が多選されました。
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by kanku_yasutomi | 2010-02-25 08:00 |  安冨冠句会例会