短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

カテゴリ: 安冨冠句会例会( 307 )

平松直樹 雅伯選

天    多年草 未来安泰根を残す  (土筆)
(標目  父の築いた大きな遺産)
 追吟  根を残す萌ゆる命に感動す

地    物悲し愛する者が鬼籍へと  (雄飛)<読み込み 鬼>
(標目  雪降る里に別れは辛し)

人    細くとも天命といういのち燃ゆ  (純一)<折り句 ホテイ>
(標目  凡に営む田畑の稔り)

二    凛として 唯悠然と冬の山  (春風)
三    白内障 術後明るく別天地  (春風)
四    笑う薬が何より大事 老いの日課は医者通い  (雄飛)<送り句>
五    たばこ税 煙に縋る国予算  (公三)
六    声を弾ませ頓知も混じえ 佳月あの世で喝入れる  (春風)<送り句>
七    星の数 億光年のロマン秘め  (純一)
八    以ての外 天命待たず断つ命  (和憲)
九    減らず口 その場その場でごまかして  (謙一郎)
十    竜馬伝 憂国の弁今まさに  (千翔)
[PR]
by kanku_yasutomi | 2010-02-25 07:00 |  安冨冠句会例会
広岡和憲 雅伯選

天    おそろしや我が身にありし鬼の相  (千翔)<読み込み 鬼>
(標目  私を映す仏の鏡)
 追吟  鬼の相荒む心が呼び寄せる

地    凛として 清濁飲み込む雪中花  (恒男)
(標目  諭す姿がこんなに綺麗)

人    竜馬伝 世界見ていた下級武士  (政信)
(標目  こんな逸材出てきてほしい)

二    以ての外 もったいないが通じぬ世  (恒男)
三    星の数 意中の人は君ひとり  (直樹)
四    常習犯 お天とう様が見てござる  (千賀子)
五    多年草 話しかけてる小花壇  (耕作)
六    恵方巻美女が太巻き寿司かぶる  (土筆)<折り句 エビス>
七    たばこ税 煙に縋る国予算  (公三)
八    細くても天命といういのち燃える  (純一)<送り句 ホテイ>
九    此の世間生き抜く為に鬼になる  (芳英)<詠み込み 鬼>
十    たかが冠句よされども深し 佳月あの世で喝入れる  (純一)<送り句>
[PR]
by kanku_yasutomi | 2010-02-25 06:00 |  安冨冠句会例会
春名豪人 雅伯選

天    常習犯 人差し指の曲がり癖  (純一)
(標目  生まれついてか性格なのか)
 追吟  曲がり癖伸びないままの務所暮らし

地    多年草 じっと我慢で命の灯  (新一)
(標目  寒さ耐えればいつかは春が)

人    常習犯 低年化する世が恐い  (政信)
(標目  正しい心教えてやろう)

二    向かっ腹 また顔を出す正義感  (純一)
三    たばこ税 意思の弱さが追い打ちか  (哲男)
四    平成の鬼より恐い大不況  (新一)
五    竜馬伝 海が似合うぜこの男  (和憲)<詠み込み 鬼>
六    凛として 天を仰いだ加茂の寅  (新一)
七    以ての外 罪なき人の懲役刑  (新一)
八    白内障 あなたどなたと眼鏡拭く  (千翔)
九    恵方巻き美女が太巻寿司かぶる  (土筆)<折り句 エビス>
十    今日もリハビリ馴染みの顔と 老いの日課は医者通い  (春風)<送り句>
[PR]
by kanku_yasutomi | 2010-02-25 05:00 |  安冨冠句会例会
有末政信 雅伯選

天    以ての外 天命待たず断つ命  (和憲)
(標目  親の情に何故背く)
 追吟  断つ命絆断ち切る親不孝

地    多年草 古来種侵す外来種  (良春)
(標目  国技相撲も似たような事態)

人    向かっ腹 山に向かいて馬鹿野郎  (雄飛)
(標目  心壮快迷惑掛けず)

二    竜馬伝 日本の夜明け駆けて逝く  (純一)
三    星の数 なれど息子に嫁がない  (土筆)
四    常習犯 弱い意志衝く魔の誘い  (和憲)
五    たばこ税 煙に縋る国予算  (公三)
六    家守る鬼門清めて無事の日々   (孝代)<読み込み 鬼>
七    白内障 世間が広くなる手術  (豪人)
八    本日で定年迎え祝い酒   (芳英)<折り句 ホテイ>
九    以ての外 罪なき人の懲役刑  (新一)
十    永遠の美は健康な素肌より  (直樹)<折り句 エビス>
[PR]
by kanku_yasutomi | 2010-02-25 04:00 |  安冨冠句会例会
松井土筆 雅伯選


天    竜馬伝 土佐の黒潮血が滾る  (直樹)
(標目  矛盾に挑む武の土性骨)
 追吟  血が滾るでっかい夢に湧く闘志

地    心籠らぬ未熟な詩に 佳月あの世で喝入れる  (直樹)<送り句>
(標目  師在りし日の追憶手繰る)

人    常習犯 低年齢化する世が恐い  (政信)
(評目) 道徳廃れ先行き見えず)

二    竜馬伝 扉を開ける革命児  (新一)
三    多年草 春に歓喜の若葉萌え  (政信)
四    みな優し園児が作る鬼の面  (純一)<詠み込み 鬼>
五    凛として 咲く梅林に香りたつ  (阿ケ美)
六    竜馬伝 姉が鍛えた武の心  (政信)
七    白内障 病じゃなくて通る道  (國子)
八    星の数 残るはほんの一握り  (雄飛)
九    以ての外 知らぬ存ぜぬ億の金   (春風)
十    たばこ税 値上げの毒をまだ吸うか  (政信)
[PR]
by kanku_yasutomi | 2010-02-25 03:00 |  安冨冠句会例会
太田春風 雅伯選

天    凛として 感性豊か雅趣に生く  (土筆)
(標目  此のひと時に心なごみて)
 追吟  雅趣に生く浮世の憂さも薄らぎて

地    以ての外 地球荒れゆく温暖化  (純一)
(標目  防止対策後に続けと)

人    向かっ腹 老いのゆとりが蓋をする  (國子)
(標目  悟りし笑みが心鎮めて)

二    竜馬伝 異国夢見る桂浜  (哲男)
三    たばこ税 意志の弱さに追い打ちか  (哲男)
四    多年草 自然が育て花咲かす  (土筆)
五    たばこ税 収支を睨む新政府  (直樹)
六    竜馬伝 扉を開ける革命児  (新一)
七    星の数 夜空を染める過疎の里  (耕作)
八    長い年月働きずめで 老いの日課は医者通い  (芳英)<送り句>
九    鬼の名を負ひてうつむく百合の花  (純一)<読み込み 鬼>
十    多年草 子へのバトンで冬を越し (恒男)
[PR]
by kanku_yasutomi | 2010-02-25 02:00 |  安冨冠句会例会
山口泉水 宗匠選

天    星の数 過疎の山里花が咲く  (耕作)
    (標目 晴れた夜空は田舎の良さよ)
追吟   花が咲く月も笑顔で星を抱く

地    常習犯 謝罪会見なれたもの  (孝子)
    (標目 罪の意識はまけらも無いぞ)

人    白内障 世間が広くなる手術   (豪人)
    (標目 痛さこらえて我が身の夜明け)

二    多年草 春に顔出す土筆の子  (直樹)
三    たばこ税 値上げの毒をまだ吸うか  (政信)
四    竜馬伝 土佐の海より志士が出る  (公三)
五    竜馬伝 異国夢見る桂浜 (哲男)
六    たばこ税 意思の弱さに追い打ちか  (哲男)
七    以ての外 親方よりも綱が上  (政信)
八    みな優し園児が作る鬼の面  (純一)
九    豆剣士心を鬼に鍛え抜く (芳英)
十    減らず口 相棒として妻が居る (純一)
[PR]
by kanku_yasutomi | 2010-02-25 01:00 |  安冨冠句会例会
紫水杯 多選之部

紫水杯  四選  
    
      頑張れよ まず病むまいぞ呆けまいぞ  (純一)

四選   名句あり 追吟も亦胸を打つ  (春風)


三選   静かな夜母の命日正信偈  (政信)<読み込み 正>
      頑張れよ 夜食は母の愛煮込む (泉水)
      生中継 寅引く園児加茂の庭  (春風)
      老いの徒然日毎に侘びし 振り向くことの多くなる  (直樹)<送り句>
      梅一輪生花に添えてお正月  (春風)<読み込み 正>
      お年玉 孫からもらう絵のお札  (千賀子)
      神の鈴 景気回復願い込め  (公三)
      お年玉 不況知らざる子の笑顔  (純一)
      名句あり 読めば読む程味がある  (雄飛)
      生中継 駅伝レース冬の花  (公三)
      生中継 決死覚悟の被災レポ  (泉水)
      名句あり 安冨冠句上座抄  (政信)
     
      以上 三選12章

多選 14章でした。
[PR]
by kanku_yasutomi | 2010-01-28 08:00 |  安冨冠句会例会
平松直樹 雅伯選

天    名句あり 言葉の褥あたたかし  (純一)
(標目  心に沁みる温き余韻)
 追吟  あたたかし詩は永劫心打つ

地    静かな夜母の命日正信偈  (政信)<読み込み 正>
(標目  雪降る里に思い出辿る)

人    古い傷 闇の記憶がまた疼く  (純一)
(標目  人に言えない心の深み)

二    神の鈴 景気回復願い込め  (公三)
三    お年玉 もみじの手迄待っている  (哲男)
四    這えば歩めと育てし娘 二十歳の晴れ着華々し  (篤子)<送り句>
五    生中継 シャトル見守る蒼い地球  (耕作)
六    戦中派 友の命と共に生き  (孝代)
七    下心 酒が吐かせた部下の腹  (哲男)
八    頑張れよ 失意の我が子抱きしめる  (雄飛)
九    梅の美を眼下の浦に繋ぐ景  (春風)<折り句 ウガツ>
十    お年玉 不況知らざるこの笑顔  (純一)
[PR]
by kanku_yasutomi | 2010-01-28 07:00 |  安冨冠句会例会
有本新一 雅伯選

天    初々し賀春言祝ぐ鶴と亀  (土筆)<折り句 ウガツ>
(標目  新春を寅に因んで前進を)
 追吟  鶴と亀心身共に健やかに

地    愛と躾は親子の絆 二十歳の晴れ着華々し  (耕作)<送り句>
(標目  可愛い我が子期待と夢を)

人    静かな夜母の命日正信偈  (政信)<読み込み 正>
(標目  亡母の供養に読経の声)

二    名句あり こころ豊かになる余韻  (純一)
三    海眺め岸壁の母辛い日々  (豪人)<折り句 ウガツ>
四    美しい雅楽の舞台月に映ゆ  (直樹)<折り句 ウガツ>
五    梅一枝生花に添えてお正月  (春風)<詠み込み 正>
六    名句あり 美と感動が詩を生む  (耕作)
七    戦中派 竹槍振った日を偲ぶ  (春風)
八    冬籠り 開花夢見て苦節耐え  (恒男)
九    名句あり 読めば読む程味がある  (雄飛)
十    頑張れよ まず病むまいぞ呆けまいぞ  (純一)
[PR]
by kanku_yasutomi | 2010-01-28 06:00 |  安冨冠句会例会