短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

カテゴリ: 安冨冠句会例会( 307 )

天    広辞苑 愛を引いてる冬の指  (和憲)
(標目  吐息かけてはページ検索)
 追吟  冬の指健気さ故のいたわしさ

地    小春日和を分け合う夫婦 老いて益々盛んなり (千翔)<送り句>
(標目  冬の日差しが老いの夫婦に)

人    住所録 嫁して捧げて骨埋む  (土筆)
(標目  苗字新たに住所登録)

二    踏まれても歪む事なし野辺の花  (新一)<折り句 フユノ>
三    お買物 仕切る主婦の座ゆるぎなし  (純一)
四    揺れ動く 行こか戻ろか橋半ば (公三)
五    コトコトと 牛歩で足りる趣味の道  (哲夫)
六    揺れ動く 貴男の噂邪魔をする  (孝子)
七    お買物 値引きに乗った欲と悔い  (千翔)
八    聖なる夜 知らず知らずの罪を詫び  (哲夫)
九    揺れ動く どこかでボタン掛け違い  (耕作)
十    お買物 妻と娘の仕分け人  (千賀子)
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by kanku_yasutomi | 2009-12-24 02:00 |  安冨冠句会例会
山口泉水 宗匠選

天    住所録 又一人消す喪の知らせ
(標目 手帳のチェック礼儀心得)
追吟  喪の知らせ暮の毎日二・三枚

地    揺れ動く 新政権に波高し  (新一)
(標目 私もほしい母から小遣い)

人    火の用心 主婦の訓練初期消火   (政信)
(標目 いざとなったら女は強し)

二    歌合戦 今年の顔がさわいでる  (千賀子)
三    広辞苑 老いて便利な電子辞書  (直樹)
四    広辞苑 パソコン時代忘れられ   (公三)
五    歌合戦 老若男女楽しんで (雄飛)
六    聖なる夜 満天の星冴えわたる  (耕作)
七    お買物 ブランド店を出る笑顔  (哲夫)
八    コトコトと あっさり煮込む母の味  (哲夫)
九    振り返る 我が人生は悔い残り  (阿ケ美)
十    煤払い 丸く納めた老の知恵 (純一)
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by kanku_yasutomi | 2009-12-24 01:00 |  安冨冠句会例会
紫水杯 多選之部

紫水杯  四選  
    
      温かい 情けを受けて立ち上がる  (芳英)<折り句 アナタ>

三選   余生の灯 天寿の余白爽やかに  (純一)
      旅の宿 露天で掬うお湯の月  (和憲)
      ワンダフル多選に光る紫水杯  (和憲)<折り句 ワタシ>
      蒔いた種には明日があるさ 咲く日夢見る花の詩 (和憲)<送り句>
      好々爺 円き人生花日和  (直樹)
      夢遥か 幸せパズルまだ未完  (純一)
      旅の宿 湯の香ほのかに心癒え  (春風)
      詫び住まい漂う香り四季の花  (春風)<折り句 ワタシ>
      浪花節 三筋の糸に唸り乗せ  (土筆)
      披露宴 門出の涙美しく  (公三)
      旅の宿 上げ膳据膳妻至福  (恒男)
      愛燦々 親から届く定期便  (公三)
      浪花節 義理人情を三味に乗せ  (春風)
      千羽鶴 幸せ運ぶ使者となり  (阿ケ美)
      若返り 楽しく暮らす過疎の道  (芳英)
      長い夜 推理小説いま佳境  (純一)
                         
      以上 三選16章、多選計17章でした。
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by kanku_yasutomi | 2009-11-26 08:00 |  安冨冠句会例会
平松直樹 雅伯選

天    余生の灯 天寿の余白爽やかに  (純一)
(標目  終に咲かせる感謝の笑顔)
 追吟  爽やかに轍の跡に咲く桜

地    好々爺 風雪耐えた長寿眉  (純一)
(標目  枯れた味わい我家の宝)

人    大器晩成季節は巡る 咲く日夢見る花の詩  (新一)<送り句>
(標目  神が見守る彼方の素質)

二    千羽鶴 祈りは世界平和へと  (千翔)
三    筆走る冠句の文化が過疎包む  (耕作)<読み込み 文>
四    身に沁みる漢字混ざらぬ祖母の文  (純一)<読み込み 文>
五    旅の宿 露天で掬うお湯の月   (和憲)
六    披露宴 前途良かれと願う母  (春風)
七    長い夜 平成維新の日の出待つ  (恒男)
八    浪花節 連れ添え越える夫婦坂  (耕作)
九    愛燦々 母性の真子に捧ぐ  (土筆)
十    旅の宿 湯の香ほのかに心癒え  (新一)
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by kanku_yasutomi | 2009-11-26 07:00 |  安冨冠句会例会
安原純一 雅伯選

天    踊ってる恋知り染めた女文字  (泉水)<読み込み 文>
(標目  一筆まいらせかしこで終わる)
 追吟  女文字優しさ浮かぶ余韻あり

地    浪花節 老いの長風呂出る十八番  (和憲)
(標目  狭いながらも独演楽し)

人    愛燦々 親は見送りなど要らぬ (泉水)
(標目  生ある限るそれが本能)

二    恋の文筆先で鳴く青い鳥  (和憲)<読み込み 文>
三    余生の灯 残り火燃やす文机  (耕作)
四    旅の宿 据え膳に見る土地の彩  (和憲)
五    ワンダフル多選に光る紫水杯  (和憲)<折り句 ワタシ>
六    蒔いた種には明日があるさ 咲く日夢見る花の詩  (和憲)<折り句 アナタ>
七    秋風になびく白雲田は黄金  (春風)<折り句 アナタ>
八    披露宴 門出を祝う鶴と亀  (和憲)
九    夢遥か けれど手中に地図はある  (雄飛)
十    愛燦々 男と女に降りかかる  (豪人)
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by kanku_yasutomi | 2009-11-26 06:00 |  安冨冠句会例会
有末政信 雅伯選

天    愛燦々 生きて金婚天高し  (純一)
(標目  互いに感謝そして明日へ)
 追吟  天高し次は卒寿か白寿まで

地    芸術家 世に出るまでは変わり者  (純一)
(標目  ある日突然評価が変わる)

人    余生に灯 無理せぬほどの畑を打つ  (純一)
(標目  願う健康リハビリ代わりに)

二    夢遥か 幸せパズルなお未完  (純一)
三    旅の宿 心を癒す土地訛り  (雅城)
四    千羽鶴 脳生き生きと指遊び  (孝代)
五    夢遥か けれど手中に地図はある  (雄飛)
六    孫宛てに栗の荷造り文添えて   (春風)<読み込み 文>
七    旅の宿 上げ膳据膳妻至福  (恒男)
八    ワンダフル多選に光る紫水杯  (和憲)<折り句 ワタシ>
九    天下り無くす発言民拍手  (純一)<折り句 アナタ>
十    浪花節 義理人情を三味に乗せ  (春風)
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by kanku_yasutomi | 2009-11-26 05:00 |  安冨冠句会例会
村上千翔 雅伯選

天    好々爺 円き人生花日和  (直樹)
(標目  やさしく老いて人に好かれて)
 追吟  花日和心癒して手にふれて

地    そのお知恵少し拝借文殊様  (和憲)<読み込み 文>
(標目  絵馬におみくじ音沙汰なしで)

人    技競う達筆並ぶ書道展  (純一)<折り句 ワタシ>
(標目  見て素晴らしく書くは難関)

二    余生の灯 自我を捨てさり世に合わす  (良春)
三    犬と猿とは桃太の家来 不思議と馬が合った仲  (豪人)<送り句>
四    秋本番西も東も文化祭  (公三)<読み込み 文>
五    浪花節 喉に合せたバチ騒ぎ捌き (泉水)
六    披露宴 ほろり涙の子の船出  (直樹)
七    余生の灯 諸手で囲う夢ひとつ  (和憲)
八    夢遥か 描くばかりで実もならず  (千賀子)
九    旅の宿 湯の香ほのかに心癒え  (春風)
十    長い夜 一人となりて身に染みる  (孝代)
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by kanku_yasutomi | 2009-11-26 03:00 |  安冨冠句会例会
小林善三郎 雅伯選

天    余生の灯 天寿の余白爽やかに  (純一)
(標目  親の因果か天与の幸か)
 追吟  爽やかに年を重ねて米寿過ぐ

地    浪花節 泣いて笑った人生譜  (和憲)
(標目  情の脆さは浪花節特有)

人    文机子から孫へと引き継がれ  (良春)<読み込み 文>
(標目  父の遺品の硯机上に)

二    明日に夢泣く日笑う日たおやかに  (土筆)<折り句 アナタ>
三    浪花節 苦楽演じて語る情  (直樹)
四    夢遥か 胸に秘めたる志 (耕作)
五    愛燦々 私を見てる母の星  (和憲)
六    詫び住まい漂う香り四季の花  (春風)<折り句 ワタシ>
七    人は見かけで判断しない 不思議に馬の合った仲  (新一)<送り句>
八    長い夜 孤独に負けぬ夢の数  (公三)
九    夢確か 幸せパズルなお未完  (純一)
十    つぼみふくらむ七十路八十路 咲く日夢見る花の歌  (孝子)
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by kanku_yasutomi | 2009-11-26 02:00 |  安冨冠句会例会
山口泉水 宗匠選

天    余生の灯 趣味持つ人はたくましく
(標目 輪の中にいていつも幸せ)
追吟  たくましく病知らずで年令忘れ

地    夢遥か 保守再建の自民党  (雅城)
(標目 再起の夢は腹すえてせよ)

人    披露宴 嫁ぐ娘よりも親涙   (千翔)
(標目 花束を手にただむせび泣く)

二    恋文がメールに変わり余韻なし  (恒男)<読み込み 文>
三    浪花節 三筋の糸に唸り乗せ  (土筆)
四    浪花節 義理人情を主題とし   (政信)
五    旅の宿 寝るのも忘れ話し込む (阿ケ美)
六    旅の宿 柳絵になる下駄の音  (哲夫)
七    披露宴 相手の身内さぐりあい  (政信)
八    披露宴 これが最後か親の脛
九    愛燦々 親は見返りなど要らぬ
十    愛燦々 仲良くなりて今夫婦 (純一)
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by kanku_yasutomi | 2009-11-26 01:00 |  安冨冠句会例会
紫水杯 多選之部

紫水杯  五選  
    
      喜寿米寿 わが残照に鞭を打ち  (新一)

四選   喜寿米寿 天与の果報唯感謝  (千翔)

      姫路城 威風堂々媚はせず  (雄飛)

三選   姫路城 歴史織り成す色直し  (直樹)
      下馬評に心の油断引きしめる (謙一郎)<読み込み 馬>
      苦を重ね伸びた社運は低い腰  (泉水)<折り句 クノヒ>
      母は厭わず惜しまぬ苦労 虫の音聞いて仕舞風呂  (直樹)<送り句>
      姫路城 美と強運の歴史あり  (篤子)
      無農薬 言うは安いが苦労あり  (良春)
      秋桜 揺れて客待つ休耕田  (公三)
      御洒落して 秋の野山は錦色  (公三)
      ひと工夫 馬鹿と鋏が薬に立つ  (和憲)
      無農薬 味見の虫が褒めている  (和憲)
      老いの知恵 世渡り上手馬鹿になる  (公三)
      万歩計 歩きの効果医者いらず  (良春)
      紫水杯 登りきれない高い峰  (公三)
      紫水杯 冠句仲間の金メダル  (新一)
                         
      以上 三選14章多選、計17章でした。
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by kanku_yasutomi | 2009-10-29 08:00 |  安冨冠句会例会