短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

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紫水杯 多選之部

紫水杯  四選  
    
      電化の世 エジソン地下で舌を巻く  (善三郎)

五選   天気よし 梅が目覚める瀬戸の風  (佳月)

四選   猪垣も朽ちて棚田の荒れしまま  (佳月)<読み込み 猪>

三選   天気よし 土に鋤き込む陽のかけら  (純一)
      幸せな 苦はさて置きて皆元気  (千翔)
      初めての追吟受ける夢心地  (佳月)<折り句 ハツユ>
      時移り 年金という禄を食む  (純一)
      時移り 歳は記憶を塗り替える  (耕作)
      天気よし 野良着を干せば風が着る  (純一)
      今朝の春 家長が点すお灯明  (政信)

以下三選 (政信)(佳月)(佳月)(政信)(政信)(土筆)(泉水)

以上三選 十七章でした

尚、五選に佳月宗匠がありましたが連続のため、紫水杯は次点になりました。
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by kanku_yasutomi | 2007-02-28 08:00 |  安冨冠句会例会
広岡佳月 宗匠選

天    仰ぎ見る 空の青さに縫い目なし  (純一)
(標目  天地に祈る平穏の世を)
 追吟  縫い目なし青い地球よいつまでも

地    天気よし 土に鋤き込む陽のかけら  (純一)
(標目  梅もほほえむ老いの春耕)

人    子供心に沁み込む家風 松竹梅が床飾る  (善三郎)
(標目  親の背を見て育つ愛し子)

二    時移り 年金という禄を食む  (純一)
三    天気よし 背なにお日様毛糸編む  (千代子)
四    幸せな 苦はさておいて皆元気  (千翔)
五    見れるかな一巡先の猪の干支  (豪人)<読み込み 猪>
六    目から鼻耳は地獄で類を抜く  (善三郎)<折り句 メミル>
七    薄くなり 五十回忌は音もなし  (善三郎)
八    幸せな それは心に聞けばよい(善三郎)
九    時移り 老いる速さを知る暦  (和憲)
十    幸せな カードはみんな持っている  (善三郎)
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by kanku_yasutomi | 2007-02-28 07:00 |  安冨冠句会例会
安原純一 雅伯選

天    薄くなり 取り戻したい人の道  (新一)
(標目  時は戻らぬ砂時計かな)
 追吟  人の道皆んな守ればみな笑顔

地    天気よし 分け隔てなき陽の恵み  (佳月)
(標目  天地万物皆んな平等)

人    初めての追吟受ける夢心地  (佳月)
(標目  二度から三度めざして励む)<折り句ハツユ>

二    薄くなり ちょっと気になる後ろ影  (善三郎)
三    今朝の朝 米一粒の日脚伸ぶ  (佳月)
四    時移り 巡る暦に感無量  (祥雲)
五    天気よし 春を訪ねて野を歩く  (善三郎)
六    鴨の森氏子を守る干支の猪  (耕作)<読み込み 猪>
七    松の内 交わす言葉は御目出度う  (芳英)
八    幸せな 苦はさて置いて皆元気  (千翔)
九    仰ぎ見る 天皇ご一家御立ち台  (新一)
十    恵まれてみ佛慕う類が寄り  (高男)<折り句 メミル>
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by kanku_yasutomi | 2007-02-28 06:00 |  安冨冠句会例会
太田春風 雅伯選

天    時移り 地球の危機が気に掛る  (守磨呂)
(標目  少子温暖課題も多く)
 追吟  気に掛る青い地球は民の手で

地    薄くなり 親亡き後は足遠く  (土筆)
(標目  星を仰ぎて先祖に詫びる)

人    幸せな 老後を生きて悔いはなし  (土筆)
(標目  感謝の日日や悠々自適)

二    置炬燵 背に愛情のチャンチャンコ  (佳月)
三    働いて培う財に夢がある  (千翔)<折り句 ハツユ>
四    仰ぎ見る 永久に尊し父母の恩  (佳月)
五    電化の世 エジソン地下で舌を巻く  (善三郎)
六    薄くなり 泣いているよな昼の月  (純一)
七    羽子板で撞いた遊びの夢おぼろ  (和憲)<折り句 ハツユ>
八    猪垣も朽ちて棚田の荒れしまま  (佳月)<読み込み 猪>
九    目が醒めて ペコチャンもはや期限切れ  (豪人)
十    電化の世 ご飯洗濯指一つ  (豪人)
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by kanku_yasutomi | 2007-02-28 05:00 |  安冨冠句会例会
早柏高男 雅伯選

天    花と咲き露と消えゆく夢の旅  (佳月)
(標目  有路地無路地の一里塚)<折り句 ハツユ>
 追吟  夢の旅吾が残照に老い見せず

地    電化の世 かまどの飯がなつかしい  (泉水)
(標目  民のかまどに煙り立つ)

人    幸せな 妻に甘える粗大ごみ  (佳月)
(標目  岸へ沿い漕ぐ夫婦舟)

二    薄くなり 明日香の美女も色直し  (佳月)
三    時移り 山に夢みた過疎の里  (耕作)
四    仰ぎ見る 永久に尊し父母の恩  (佳月)
五    天気よし 土に鋤き込む陽のかけら  (純一)
六    猪が都会生活する時代  (芳英)<読み込み 猪>
七    薄くなり 髪も記憶も春霞  (佳月)
八    時移り 年金という禄を食む  (純一)
九    置炬燵 囲んだ昭和懐かしく  (公三)
十    今朝の春 輝く未来初夢に  (祥雲)
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by kanku_yasutomi | 2007-02-28 04:00 |  安冨冠句会例会
小林善三郎 雅伯選

天    置炬燵 得難き過去をあたためる  (佳月)
(標目  手鍋時代の遠い思い出)
 追吟  あたためる翁と姥との置炬燵

地    薄くなり 記憶のページ黄昏れて  (公三)
(標目  老化現象脳にうっすら)

人    時移り 哀楽つめた小箱持つ  (千翔)
(標目  小箱開ければ曲は静かに)

二    派遣でも強い戦力夢もある  (和憲)<折り句 ハツユ>
三    時移り 生者老いゆき死者老いず  (純一)
四    目が醒めて 更生誓う塀の中  (佳月)
五    晴れ姿蕾は開く夢乗せて  (泉水)<折り句 ハツユ>
六    薄くなり 掛けぬ情けの世知辛さ  (和憲)
七    天気よし 土に鋤き込む陽のかけら  (純一)
八    天気よし 野良着を干せば風が着る  (純一)
九    仰ぎ見る 師の顔しわの数増して  (恒男)
十    時移り 老いる速さを知る暦  (和憲)
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by kanku_yasutomi | 2007-02-28 03:00 |  安冨冠句会例会
山口泉水 宗匠選

天    今朝の春 老いも若きも祝い箸  (治子)
(標目  家族総出でお膳を囲み)
 追吟  

地    幸せな 仏間の主もほほえんで  (治子)
(標目  皆んな仲良く健康家族)

人    薄くなり 夜明けの星はいま眠る  (純一)
(標目  受験部屋からかすかないびき)

二    幸せな老後を生きて悔いはなし  (土筆)
三    目が醒めて 長い人生やり直し  (公三)
四    人目退く引く加茂の名物干支の猪  (耕作)<読み込み 猪>
五    猪肉がぼたんに代わる鍋料理  (和憲)<読み込み 猪>
六    電化の世 買うも捨てるも金が要り  (政信)
七    電化の世 エジソン地下で舌を巻く  (善三郎)
八    時移り いつの間にやら隠居部屋  (豪人)
九    晴れ姿遂に成人夢多し  (春風)<折り句 ハツユ>
十    初めての追吟受ける夢心地  (佳月)<折り句 ハツユ>
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by kanku_yasutomi | 2007-02-28 02:00 |  安冨冠句会例会
岸田戸楓 宗匠選

天    墓洗い罪滅ぼしと許し乞う  (純一)
(標目  祖先崇拝吾今の幸)<折り句 ハツユ>
 追吟  許し乞う懺悔し祈り今日の幸

地    名物の宮居の干支は類がない  (佳月)
(標目  近郷東西氏子の力)<折り句 メミル>

人    猪の干支一まわりした震災忌  (高男)
(標目  光陰矢の如思いは冷めず)<読み込み 猪>

二    加茂の森氏子を守る干支の猪  (耕作)<読み込み 猪>
三    目を見張る見事な光ルミナリエ  (和憲)<折り句 メミル>
四    子板で撞いた遊びの夢おぼろ  (和憲)<折り句 ハツユ>
五    目に清し見よかわせみの瑠璃の背  (土筆)<折り句 メミル>
六    晴れ姿遂に成人夢多し  (春風)<折り句 ハツユ>
七    薄くなり 取り戻し度い人の道  (新一)
八    時移り 歳は記憶を塗り替える  (耕作)
九    時移り 叩く人無き門構え  (高男)
十    今年一本槙枝添えて 松竹梅が床飾る  (豪人)
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by kanku_yasutomi | 2007-02-28 01:00 |  安冨冠句会例会