短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

<   2007年 04月 ( 8 )   > この月の画像一覧

紫水杯 多選之部

紫水杯  五選  
    
      いさぎよく 押して駄目なら引く勇気  (公三)

四選   待ち兼ねた通知は吉と留守電に  (佳月)<折り句 マツル>

三選   盆梅の白が集めている視線  (純一)<詠み込み 梅>
      正に春 名も無い花も総立ちに  (弥生)
      いさぎよし 本望遂げて義士は逝く  (奎夫)
      理屈抜き 終着駅はきっと来る  (公三)
      老翁は梅花と話すかの如く  (善三郎)<読み込み 梅>
      ガラス張り 知名度よりも透明度  (佳月)
      ガラス張り 拭かねば見えぬ永田町  (佳月)
      老人の歩巾で暮れる梅の園  (弥生)<読み込み 梅>
      正に春 出逢いに別れ又涙  (守磨呂)
      二万本梅の枝間に瀬戸の海  (豪人)<読み込み 梅>

以下三選 (奎夫)(和憲)(春風)(新一)(耕作)(政信)(奎夫)(純一)
      久し振り 難波花月で大笑い  (直樹)

以上三選 十九章でした
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by kanku_yasutomi | 2007-04-26 08:00 |  安冨冠句会例会
広岡佳月 宗匠選

天    ガラス張り 三千グラムみな生命  (純一)
(標目  日本を背負う子は宝なり)
 追吟  みな生命少子社会の救世主

地    理屈抜き 終着駅はきっと来る  (公三)
(標目  到着駅までは強く明るく)

人    運命線 自力で開くいばら道  (新一)
(標目  努力で築く未来明るし)

二    盆梅の白が集めている視線  (純一)<読み込み 梅>
三    理屈抜き 神の御業を讃う春  (治子)
四    風の音 戦上手な甲斐の旗  (和憲)
五    正に春 たしかに動く花時計  (純一)
六    理屈抜き 世襲大事に血の澱み  (政信)
七    人は皆無くて七癖表裏  (善三郎)<折り句 ヒナオ>
八    過ぎる月日も記憶は消せぬ 春の彼岸に墓参り  (耕作)<送り句>
九    運命線 来世につなぐ徳を積む  (春風)
十    正に春 背中で踊るランドセル  (善三郎)
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by kanku_yasutomi | 2007-04-26 07:00 |  安冨冠句会例会
安原純一 雅伯選

天    理屈抜き 終着駅はきっと来る  (公三)
(標目  かたち有るものいつか崩るる)
 追吟  きっと来る待てば海路の日和あり

地    正に春 名も無い花も総立ちに  (弥生)
(標目  天のお恵み貧富の差なし)

人    いさぎよし 本望遂げて義士は逝く  (奎夫)
(標目  小藩なれど武士の意地あり)

二    過ぎざる月日も記憶は消せぬ 春の彼岸に墓参り  (耕作)<送り句>
三    花の旅 心は乙女今日一日  (弥生)
四    風の音 四季の色香を乗せて来る  (春風)
五    老翁は梅花と話すかの如く  (善三郎)<詠み込み 梅>
六    雛祭り 心華やか奥座敷  (土筆)
七    春の夢 ラストダンスは風まかせ  (和憲)
八    ガラス張り 知名度よりも透明度  (佳月)
九    正に春 出会いに別れ又涙  (守磨呂)
十    人の世はなくてはならぬ恩と情  (耕作)<折り句 ヒナオ>
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by kanku_yasutomi | 2007-04-26 06:00 |  安冨冠句会例会
村上千翔 雅伯選

天    盆梅の白が集めている視線  (純一)
(標目  馥郁として上品な白)
 追吟  居る視線離せぬ魅力そそとして

地    ガラス張り 拭かねば見えぬ永田町  (佳月)
(標目  チリも積って世の中見えず)

人    運命線 人生縮図手の平に  (純一)
(標目  転がされてる夫と妻)

二    風の音 桜散らすな雨呼ぶな  (泉水)
三    正に春 名も無い花も総立ちに  (弥生)
四    今の幸せ先祖に礼を 春の彼岸に墓参り  (芳英)<送り句>
五    人の世は情けや義理を怠らず  (祥雲)<折り句 ヒナオ>
六    人は皆無くて七癖表裏  (善三郎)<折り句 ヒナオ>
七    春の夢 背負ってみせるランドセル  (和憲)
八    春の夢 ラストダンスは風まかせ  (和憲)
九    ガラス張り 温室春の花盛り  (土筆)
十    花の旅 散れば筏で下る春  (和憲)
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by kanku_yasutomi | 2007-04-26 05:00 |  安冨冠句会例会
太田春風 雅伯選

天    正に春 恋の扉を開ける君  (和憲)
(標目  前途誓いて天晴れ渡る)
 追吟  開ける君愛の絆は永久の幸

地    風の音 川面流れて野辺に春  (直樹)
(標目  レンゲタンポポ桜も咲いて)

人    理屈抜き 嬰児抱いた母の愛  (戸楓)
(標目  すがる乳房に情深まりて)

二    老翁は梅花と話すかの如く  (善三郎)<読み込み 梅>
三    人の世はなくてはならぬ恩と情  (耕作)<折り句 ヒナオ>
四    理屈抜き 苦楽の農を捨て切れず  (純一)
五    運命線 定めの糸に操られ  (奎夫)
六    千の風吹く墓前に感謝 春の彼岸に墓参り  (新一)<送り句>
七    カラス張り 施設園芸旬知らず  (奎夫)
八    風の音 花の妖精起してる  (直樹)
九    ガラス張り 拭かねば見えぬ永田町  (佳月)
十    春の夢 背負ってみせるランドセル  (和憲)
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by kanku_yasutomi | 2007-04-26 04:00 |  安冨冠句会例会
小林善三郎 雅伯選

天    老人の歩巾で暮れる梅の園  (弥生)<読み込み 梅>
(標目  老いの一日梅とねんごろ)
 追吟  梅の園心ゆくまで老いの楽

地    雛祭り 祝う子の幸和で包む  (耕作)
(標目  家族輪になり桃の節句に)

人    正に春 たしかに動く花時計  (純一)
(標目  花を賞でつつ針は長短)

二    待ち兼ねた通知は吉と留守電に  (佳月)<折り句 マツル>
三    理屈抜き 苦楽の農を捨て切れず  (純一)
四    空いた隙間は哀別離苦か 春の彼岸に墓参り  (和憲)<送り句>
五    ガラス張り 知名度よりも透明度  (佳月)
六    盆梅の白が集めている視線  (純一)<読み込み 梅>
七    ガラス張り 良きも悪しきも全て見せ  (守磨呂)
八    理屈抜き 客を哭かせた老いの謝辞  (佳月)
九    正に春 出会いに別れ又涙  (守磨呂)
十    風の音 ザワワザワワのきび畑  (豪人)
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by kanku_yasutomi | 2007-04-26 03:00 |  安冨冠句会例会
山口泉水 宗匠選

天    梅が咲き散らす香りが春告げる  (耕作)<読み込み 梅>
(標目  うぐいす今日も元気に謳歌)<読み込み句 雲>
 追吟  春風にやがて桜が客を呼ぶ

地    人の世は情けや義理を怠らず  (祥雲)<折り句 ヒナオ>
(標目  もちつもたれず人生行路)

人    留守幸い 妻へそくり見てニヤリ  (耕作)
(標目  ちょっと借りたよかあちゃんすまん)

二    運命線 出世落目はその人に  (祥雲)
三    いさぎよし ここが引き際やめる時  (守磨呂)
四    春の夢 背負ってみせるランドセル  (和憲)
五    梅の香が故郷つつむ春の風  (祥雲)<詠み込み 梅>
六    梅の花散るに散れない寒戻り  (政信)<詠み込み 梅>
七    梅入れて湯で割る酒の香り良し  (恒夫)<詠み込み 梅>
八    いつも御無沙汰心でわびて 春の彼岸に墓参り  (公三)<送り句>
九    俺に取り付く貧乏神を 八幡さんで厄払い  (和憲)<送り句>
十    裏目裏目の人生模様 八幡さんで厄払い (和憲)<送り句>
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by kanku_yasutomi | 2007-04-26 02:00 |  安冨冠句会例会
岸本戸楓 宗匠選

天    道真公無念を晴らす梅の花  (千代子)<読み込み 梅>
(標目  誠の一字天を寃まず)
 追吟  梅の花心清かに春を待つ

地     匂いよし梅一輪の春の音  (新一)<読み込み 梅>
(標目  鶯も啼く春のおとずれ)

人    待ちかねた通知は吉と留守電に  (佳月)<折り句 マツル>
(標目  春を待つ心一家斉しく) 

二    広島と長崎被爆思い出す  (千代子)<折り句 ヒナオ>
三    理屈抜き 誠意に生きて悔いはなし  (祥雲)
四    いさぎよし 本望遂げて義士は逝く  (奎夫)
五    正に春 名もない花も総立ちに  (弥生)
六    風の音 矢車まわり泳ぐ鯉  (耕作)
七    花の旅 モモや林檎へ蜂連れて  (政信)
八    遺骨帰らぬ名誉の戦死 春の彼岸に墓参り  (佳月)<送り句>
九    ガラス張り お天道様は見てござる  (公三)
十    運命線 来世につなぐ徳を積む  (春風)
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by kanku_yasutomi | 2007-04-26 01:00 |  安冨冠句会例会