短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

<   2007年 06月 ( 8 )   > この月の画像一覧

紫水杯 多選之部
紫水杯  四選  
    
      冴え渡り億光年が降る神秘  (佳月)<詠み込み 光>

四選   副作用 科学の進歩病む地球  (純一)
      角が立つ 言葉の綾が呼ぶ波紋  (和憲)
      茶の香り 三時ですよと妻の声  (公三)

三選   年老いて筆が繋いだ詩の友  (耕作)<折り句 トフウ>
      嬉し泣き 生きて故国の土を踏む  (善三郎)
      助け舟 浮世の波に人を知る  (和憲)
      足るを知り待つことを知る奥深さ  (善三郎)<折り句 タマオ>
      副作用 ほどほどと言う匙加減  (耕作)
      片思い 古アルバムに閉じ込めて  (政信)
      片思い 選者素通り自信作  (耕作)
      片思い 面影探す同期会  (純一)
      副作用 美食のツケは皮下脂肪  (和憲)
      とりあえず 一命だけは取り留める  (芳英)
      
以上多選の部 十四章でした 。

なお、今回五選は(和憲)でしたが前回紫水杯なので次点へ

五選の句 とりあえず 妻の信管抜いておく
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by kanku_yasutomi | 2007-06-28 08:00 |  安冨冠句会例会
春名豪人 雅伯選

天    被災地に差しのべ光支援の手  (耕作)<詠み込み 光>
(標目  兵庫新潟石川県も)
 追吟  支援の手みんな持ちましょこの気持ち

地    とりあえず 汗を拭き拭き栓を抜く  (良春)
(標目  猛暑の中を土方仕事で)

人    片思い 面影さがす同期会  (純一)
(標目  あの子老けたが思いは変わらぬ)

二    副作用 頼る主治医が首かしげ  (泉水)
三    隠し芸 満座を沸かすむっつり屋  (善三郎)
四    助け舟 福祉が生きてる小さな手  (祥雲)
五    老いの糧 姥捨にみる生きる知恵 (奎夫)
六    とりあえず 風倒木を取り除き  (戸楓)
七    茶の香り いつか集まる杖の友  (公三)
八    嬉し泣き 生きて故国の土を踏む  (善三郎)
九    嬉し泣き 引く紅葉の手今ひかれ  (孝代)
十    朝起きて光を拝む祖母ありて  (一歩)<読み込み 光>
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by kanku_yasutomi | 2007-06-28 07:00 |  安冨冠句会例会
安原純一 雅伯選

天    嬉し泣き ありがとうには深い味  (和憲)
(標目  何にも勝る五文字うつくし)
 追吟  深い味仏心に底は無し

地    片思い 夢を描いている私  (善三郎)
(標目  恋にあこがれ源氏読みつつ)

人    年老いて筆が繋いだ詩の友  (耕作)<折り句 トフウ>
(標目  卒業のない友と集いて)

二    副作用 異変に騒ぐ青い月  (佳月)
三    雨上がり毬の滴の光る里  (春風)<読み込み 光>
四    茶の香り 嬉しい時に知った味  (泉水)
五    とりあえず 妻の信管抜いておく  (和憲)
六    角が立つ 言葉の綾が呼ぶ波紋  (和憲)
七    宝くじまだ懲りもせず億の夢  (泉水)<折り句 タマオ>
八    老いの糧 畑仕事と趣味一つ  (政信)
九    隠し芸 種がポロリとご愛敬  (政信)
十    片思い 選者素通り自信作  (耕作)
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by kanku_yasutomi | 2007-06-28 06:00 |  安冨冠句会例会
太田春風 雅伯選

天    老いの糧 不肖と言えど子は支え  (純一)
(標目  引き合う絆老いて従う)
 追吟  子は支え安堵の日日を送る幸

地    副作用 異変に騒ぐ青い星  (佳月)
(標目  京都議定書実行されず)

人    助け舟 暖かい声背なを押す  (善三郎)
(標目  沈む心に灯光る)

二    嬉し泣き 生きて故国の土を踏む  (善三郎)
三    自然が溢れる長閑な里も 活断層を尻にしく  (公三)<送り句>
四    老いの糧 イチゴ熟れたと孫招く  (良春)
五    片思い 一遇の夢世の彼方  (治子)
六    冴え渡り億光年が降る神秘  (佳月)<詠み込み 光>
七    慌て者 古稀で老け込む任せた人  (佳月)
八    助け舟 被災地汗のボランティア  (純一)
九    跳ぶ鮎に振る篝火や鵜飼舟  (佳月)<折り句 トフウ>
十    苦労を隠し落した涙 末は大河となる滴  (耕作)<送り句>
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by kanku_yasutomi | 2007-06-28 05:00 |  安冨冠句会例会
松井土筆 雅伯選

天    副作用 科学の進歩病む地球  (純一)
(標目  省エネ対処人事なし)
 追吟  病む地球罪な人類贅沢さ

地    冴え渡り億光年が降る神秘  (佳月)<読み込み 光>
(標目  あっと言う間の流星何処)

人    大切に真心尽す恩と義理  (祥雲)<折り句 タマオ>
(標目  変わる世相も道理の誠)

二    老いの糧 風月愛でて筆をとり  (春風)
三    隠し芸 ひそかな苦労人沸かす  (千代子)
四    隠し芸 笑いも掬う安来節  (和憲)
五    茶の香り 暮らしの中の小休止  (純一)
六    助け舟 浮世の波に人を知る  (和憲)
七    励め勉学鍛えよ身体 末は大河となる滴  (政信)<送り句>
八    足るを知り待つ事も知る奥深さ  (善三郎)<折り句 タマオ>
九    友と飲む普段の酒が旨かろう  (直樹)<折り句 トフウ>
十    光ある大地に暮らすありがたさ  (直樹)<詠み込み 光>
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by kanku_yasutomi | 2007-06-28 04:00 |  安冨冠句会例会
小林善三郎 雅伯選

天    助け舟 浮世の波に人を知る  (和憲)
(標目  棹にすがった思いを忘れず)
 追吟  人を知る手配は神かめぐり合い

地    年老いて筆が繋いだ詩の道  (耕作)<折り句 トフウ>
(標目  冠句通じて友あちこち)

人    運と不運を背負って歩む 活断層を尻に引く  (耕作)<送り句>
(標目  運で割り切る地殻の変動)

二    嬉し泣き そっと滴の塩の味  (治子)
三    老いの糧 愚痴を笑える妻が居る  (直樹)
四    茶の香り 暮らしの中の小休止  (純一)
五    角が立つ 話は丸く鞘に差す  (直樹)
六    慌て者 心の隙間を締め忘れ  (祥雲)
七    副作用 豊かな国の子の歪み  (土筆)
八    老いの糧 ここぞと放つ鶴の声  (公三)
九    とりあえず 転ばぬ先の杖深す  (新一)
十    副作用 科学の進歩病む地球  (純一)
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by kanku_yasutomi | 2007-06-28 03:00 |  安冨冠句会例会
山口泉水 宗匠選

天    助け舟 祖母の背中は避難場所  (政信)
(標目  父母に叱られ婆ちゃん見方)
 追吟  避難場所孫は知ってる甘い背中

地    冴え渡り 億光年が降る神秘  (佳月)
(標目  夏の夜空に月もほほえむ)

人    蛍追う光る川辺を橋の上  (戸楓)<読み込み 光>
(標目  田舎なりやこそ初夏の風物)

二    副作用 ほどほどと言う匙加減  (耕作)
三    角が立つ 佳き日棟上げまず柱  (純一)
四    副作用 効能書もええ加減  (公三)
五    老いの糧 家紋一つを守り抜く  (純一)
六    慌て者 自販機の釣取り忘れ  (良春)
七    茶の香り 摘んで焙じて揉んで味  (土筆)
八    とりあえず 頭金だけ払います  (芳英)
九    とりあえず 老いの一日万歩から  (政信)
十    副作用 科学の進歩病む地球 (純一)
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by kanku_yasutomi | 2007-06-28 02:00 |  安冨冠句会例会
広岡佳月 宗匠選

天    嬉し泣き 生きて故国の土を踏む  (善三郎)
(標目  玄界灘で見えた日本)
 追吟  土を踏むふるさとそこに母が待つ

地    慌て者 心の隙間を締め忘れ  (祥雲)
(標目  空き巣が入る油断大敵)

人    年老いて筆が繋いだ詩の友  (耕作)<折り句 トフウ>
(標目  手を取り合って渡る人生)

二    老いの糧 言わず語らず聞くも知恵  (耕作)
三    寝たきりに涙が光る匙と口  (和憲)<読み込み 光>
四    角が立つ 話は丸く鞘にさす  (直樹)
五    茶の香り 湯呑に残す初夏の朝  (祥雲)
六    副作用 豊かな国の子の歪み  (土筆)
七    年老いて膨らむ夢を詩の道  (耕作)<折り句 トフウ>
八    片思い 古アルバムに閉じ込めて  (政信)
九    隠し芸 せりふ一と言玉の汗  (純一)
十    沢山のマイクを並べてお詫びする  (孝代)
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by kanku_yasutomi | 2007-06-28 01:00 |  安冨冠句会例会