短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

<   2007年 10月 ( 8 )   > この月の画像一覧

紫水杯 多選之部
紫水杯  五選  
    
      胃に八分頭寒足熱身を守る  (佳月)<折り句 イズミ>

五選   和やかに賑わう句座に若い顔  (佳月)<折り句 イズミ>
     
四選   切り替えて 強く生きなきゃ三回忌  (和憲)
      絵空事 疑惑を詰めた段ボール  (高男)
      鯖を詠む 孫の前では武勇伝  (春風)
      鯖を詠む 賞味期限の先送り  (純一)
      他所の花 赤く見えるは人の常  (千代子)

三選   赤とんぼ 追えば昔の陽が沈む  (純一)
      赤とんぼ 句碑を訪ねて小京都  (高男)
      鯖を詠む 隠し切れない老いの影  (公三)
      夏過ぎて庭の盆栽若返る  (新一)<折り句 ナニワ>
      ダイエット 絞り出したい社保の膿  (直樹)

      以下(春風)(泉水)(純一)(高男)
      以上 三選9章

多選 16章でした。      
      
      以上十二章
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by kanku_yasutomi | 2007-10-25 08:00 |  安冨冠句会例会
春名豪人 雅伯選

天    他所の花 それは引け目か負けん気か  (善三郎)
(標目  はた目よくても色々あるよ)
 追吟  負けん気か雅友はいつも天目指す

地    絵空事 大本営が告ぐ戦果  (佳月)
(標目  国民みんなだまされていた)

人    切り替えて 坂を苦にせんギヤを入れ  (泉水)
(標目  人生これから楽しく遊ぼ)

二    鯖をよむ 孫の前では武勇伝  (春風)
三    破裂して 癇癪玉が呑み込めず  (奎夫)
四    赤とんぼ 追った竹馬の友いずこ  (春風)
五    胃に八分頭寒足熱身を守る (佳月)<折り句 イズミ>
六    破裂して お百度踏んだ妻の顔  (直樹)
七    切り替えて 強く生きなきゃ三回忌  (和憲)
八    破裂して 結石砕く電気メス  (高男)
九    十三夜 七十路が恋うる過去の人  (土筆)
十    今一つ頭脳は冴えず道遥か  (春風)<折り句 イズミ>
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by kanku_yasutomi | 2007-10-25 07:00 |  安冨冠句会例会
安原純一 雅伯選

天    切り替えて 強く生きなきゃ三回忌  (和憲)
(標目  亡き人いまだ仏と呼べず)
 追吟  三回忌忘却彼方とはゆかず

地    何故今と俄が辞転に湧く世間  (公三)<折り句 ナニワ>
(標目  今の世の中何起こるやも)

人    赤とんぼ 追った竹馬の友いずこ  (春風)
(標目  国敗れても山河変わらず)

二    十三夜 一葉も見たお月様  (善三郎)
三    七転び忍の八起でわが道を  (良春)<折り句 ナニワ>
四    天高し 千の光が風に舞う  (千代子)
五    切り替えて どうせ人生一度きり   (憲應)
六    絵空事 生きるためには夢もいい  (善三郎)
七    涼秋の誘いに乗った散歩靴  (和憲)<読み込み 涼>
八    他所の花 紅く見えるが黒もある  (豪人)
九    絵空事 嘘にロマンの一欠ら  (和憲)
十    胃に八分頭寒足熱身を守る  (佳月) <折り句 イズミ>
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by kanku_yasutomi | 2007-10-25 06:00 |  安冨冠句会例会
太田春風 雅伯選

天    赤とんぼ 追えば昔の日が沈む  (純一)
(標目  母や同朋瞼をよぎる)
 追吟  灯が沈む山並み今日も変わりなく

地    鯖を詠む 隠し切れない老いの影  (公三)
(標目  後姿に年輪見せて)

人    涼秋の誘いに乗った散歩靴  (和憲)
(標目  清し心に手足も軽く)

二    切り替えて 強く生きなきゃ三回忌  (和憲)
三    天高し ママが貰った金メダル  (佳月)
四    進歩は社会に命をあずけ 寿命は延びる身は縮む  (土筆)<送り句>
五    七色の虹で晩学渡る橋  (和憲)<送り句 ナニワ>
六    涼風に風鈴の音も嬉しそう  (豪人)<読み込み>
七    十三夜 今年も来たな月見酒  (美好)
八    他所の花 苦労は見えぬ表だけ  (土筆)
九    絵空事 古墳壁画にロマン見る  (良春)
十    他所の花 うちの方がと強がって  (守磨呂)
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by kanku_yasutomi | 2007-10-25 05:00 |  安冨冠句会例会
松井土筆 雅伯選

天    赤とんぼ 郷愁そそるわらべ歌  (佳月)
(標目  心にしみるなつかし調べ)
 追吟  わらべ歌ほのぼのとして口ずさむ

地    なによりも日本の心侘びと寂  (直樹)<折り句 ナニワ>
(標目  自然満喫身を置く果報)

人    蚊の涙 消える年金増す負担  (耕作)
(標目  病気案じつ老残を生く)

二    胃に八分頭寒足熱身を守る  (佳月)<折り句 イズミ>
三    稲穂垂れずっしり重く稔る秋  (良春)<折り句 イズミ>
四    赤とんぼ句碑を訪ねて小京都  (高男)
五    夏過ぎて庭の盆栽若返る  (新一)<折り句 ナニワ>
六    和やかに賑わう句座に若い顔  (佳月)<折り句 ナニワ>
七    十三夜 満つれば欠ける運命あり  (佳月)
八    赤とんぼ 夢を残した露風の詩  (祥雲)
九    蚊の涙 老いの福祉は細りゆく  (直樹)
十    蚊の涙 庶民の痛み増すばかり  (直樹)
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by kanku_yasutomi | 2007-10-25 04:00 |  安冨冠句会例会
小林善三郎 雅伯選

天    天高し あなたへの距離遠すぎる  (孝代)
(標目  やがて私も星の世界へ)
 追吟  天高し来世は弥陀の手のひらで

地    難題も荷を分け合いて渡る橋  (太)<折り句 ナニワ>
(標目  重荷それぞれ家族分担)

人    十三夜 窓にこぼれし松の影  (祥雲)
(標目  月は皓々松は影絵に)

二    天高し リズム揃った老いの坂  (直樹)
三    赤とんぼ 音符で辿る城下町  (公三)
四    赤とんぼ 追えば昔の日が沈む  (純一)
五    赤とんぼ 句碑を訪ねて小京都  (高男)
六    伸び切った草引き助く朝の涼  (篤子)
七    胃に八分頭寒足熱身を守る  (佳月)<折り句 イズミ>
八    国の礎身籠る母に 産院足りぬ少子国  (直樹)<送り句>
九    天高し 遠い昔の志  (憲應)
十    絵空事 書いた餅かと茄子の花  (哲男)
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by kanku_yasutomi | 2007-10-25 03:00 |  安冨冠句会例会
山口泉水 宗匠選

天    蚊の涙 消える年金増す負担  (耕作)
  (標目  有がたいけどもう少し欲しい)
 追吟  増す負担誰が総理になったとて

地    十三夜 見上げる月も肌寒い  (芳英)
  (標目  破れた恋に月も手加減)

人    切り替えて 二度と汚さぬ免許証  (良春)
  (標目  酒はこりごり職まで追われ)

二    天高し 雲なき空に気も晴れる  (太)
三    天高し 青空遠くうろこ雲  (智稔)
四    ダイエット 秋の味覚に惑わされ  (春風)
五    十三夜 鎮まる過疎に星が降る (高男)
六    涼しさは月の明るさ虫の声  (善三郎)<読み込み 涼>
七    和やかに賑わう句座に若い顔  (佳月)<折り句 ナニワ>
八    夏が過ぎて庭の盆栽若返る  (新一)<折り句 ナニワ>
九    胃に八分頭寒足熱身を守る  (佳月)<折り句 イズミ>
十    色恋の図星さされて耳赤し (純一)<折り句 イズミ>
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by kanku_yasutomi | 2007-10-25 02:00 |  安冨冠句会例会
広岡佳月 宗匠選

天    切り替えて 一歩ゆずれば気は和む  (耕作)
(標目  そこに集る生涯の友)
 追吟  気は和むその日その日に芽吹く幸

地    蚊の涙 わけ合う幸のあたたかさ  (治子)
(標目  喉を潤す愛の一滴)

人    切り替えて 再就職の靴選ぶ  (泉水)
(標目  時の流れに歩調を合わせて)

二    赤とんぼ 追えば昔の日が沈む  (純一)
三    十三夜 そっと羽織らす秋ショール  (和憲)
四    破裂して 堪忍袋取り替える  (善三郎)
五    絵空事 疑惑を詰めた段ボール  (高男)
六    切り替えて 強く生きなきゃ三回忌  (和憲)
七    鯖を詠む 隠し切れない老いの影  (公三)
八    他所の花 届かぬものはなお赤い  (公三)
九    親に似るとは老いゆくことか 寿命は延びる身は縮む  (純一)
十    たらい回しで消された命 産院足りぬ少子国  (和憲)
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by kanku_yasutomi | 2007-10-25 01:00 |  安冨冠句会例会