短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

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紫水杯 多選之部

紫水杯  四選  
    
      陽の目見る 丹波恐竜眩しげに  (政信)

四選   そこに春 夢も膨らむランドセル  (直樹)

三選   赤い糸 結び目太い共白髪  (芳英)
      もとの鞘 丸く納めた老いの知恵  (高男)
      壁厚し 官僚という名の牙城  (政信)
      春財布孫付けくれし鈴が鳴る  (國子)<読み込み 鈴>
      赤い糸 男結びが離さない  (和憲)
      赤い糸 不思議な御縁句座の友  (千代子)
      ちらほらと 弥生の空に名残雪  (公三)
      あとが無い今日一日を大切に  (佳月)<折り句 アキタ>
      陽の目見る 明けぬ夜はなし人生は  (新一)
      笑顔絶やさず歩んでほしい 母が見守る巣立ち鳥  (孝代)<送り句>
      裏ばなし まことしやかに口千里  (恒男)
      裏ばなし 井戸端会議主婦の趣味  (奎夫)
      ちらほらと 句会で我が名出て安堵  (和憲)
      裏ばなし 人の噂に尾鰭つき  (哲男)

      以上 三選14章

多選 16章でした。
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by kanku_yasutomi | 2008-03-27 08:00 |  安冨冠句会例会
村上千翔 雅伯選

天    赤い糸 結び目太い共白髪  (芳英)
(標目  縁はいなもの切れそうで切れず)
 追吟  共白髪あやかりたしや睦まじく

地    もとの鞘 復縁させた子の寝顔  (佳月)
(標目  子に罪はなし子は鎹と)

人    明石海峡近海の幸鯛と蛸  (豪人)<折り句 アキタ>
(標目  気候温暖 風景抜群)

二    ランドセル背中で鈴が歌ってる  (篤子)<読み込み 鈴>
三    もとの鞘 返る港はただ一つ  (公三)
四    独りぐらし 類は友呼ぶ助け合う  (篤子)
五    雪中花 水位音譜季を歌う (佳月)
六    赤い糸 色褪せないよ白寿まで  (豪人)
七    もとの鞘 丸く納めた老いの知恵  (高男)
八    壁厚し 霞が関と言う砦  (純一)
九    ちらほらと 舞い落ち消ゆるなごり雪  (守磨呂)
十    ちらほらと 梅ほころびて春告げる  (泉水)
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by kanku_yasutomi | 2008-03-27 07:00 |  安冨冠句会例会
安原純一 雅伯選

天    赤い糸 結ばれて今銀の色  (芳英)
(標目  風雪耐えにぶく光りて)
 追吟  銀の色晴れて金婚共白髪

地    あとが無い今日一日を大切に  (佳月)<折り句 アキタ>
(標目  今日と云う日が一番若い)

人    壁厚し 官僚といふ名の牙城  (政信)
(標目  目に見えないが難攻不落)

二    赤い糸 香華でつなぐ彼岸花  (佳月)
三    別れ惜しむが涙は見せぬ 母が見守る巣立ち鳥  (公三)<送り句>
四    ちらほらと 縁談が来るときが花  (佳月)
五    言葉かけ真心かよう地域の和   (耕作)<折り句 コマチ>
六    独りぐらし 過去の栄華が夢濡らす  (祥雲)
七    そこに春 夢も膨らむランドセル  (直樹)
八    ちらほらと 弥生の空に名残雪  (公三)
九    もとの鞘 茶番演じて鳴呼夫婦  (和憲)
十    陽の目見る 二浪三浪サクラ咲く  (泉水)
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by kanku_yasutomi | 2008-03-27 06:00 |  安冨冠句会例会
太田春風 雅伯選


天    赤い糸 香華をつなぐ彼岸墓地  (佳月)
(標目  刻まれし名を孫詠みあげる)
 追吟  彼岸墓地感謝の心懇ろに

地    壁厚し 限界が来る拉致の父母  (佳月)
(標目  生きて逢いたし老いに鞭打つ)

人    春財布孫付けくれし鈴が鳴る  (國子)<読み込み 鈴>
(標目  やさし笑顔が脳裏かすめて)

二    独りぐらし きままな暮らし利と害と  (篤子)
三    安全を危惧する食の高まりて  (千翔)<折り句 アキタ>
四    陽の目見る 日々の努力が認められ  (芳英)
五    風邪ぐすり 生姜飲ませてくれた母  (公三)
六    ちらほらと 弥生の空に名残雪  (公三)
七    雪中花 白銀に舞うスキーヤー  (土筆)
八    子等が真似をしたがる父の癖  (芳英)<折り句 コマチ>
九    伸びた背丈にネクタイ締めて 母が見守る巣立ち鳥  (國子)<送り句>
十    そこに春 可憐に芽吹く蕗の薹 (奎夫)
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by kanku_yasutomi | 2008-03-27 05:00 |  安冨冠句会例会
松井土筆 雅伯選

天    そこに春 老いにも望夢もあり  (千代子)
(標目  桜古木も瑞しき花咲く)
 追吟  夢もあり背一杯の雅の暮らし

地    もとの鞘 親のエゴより子の未来  (直樹)
(標目  崩して積んで一途に耐えた)

人    ちらほらと 山の中腹咲く辛夷  (戸楓)
(標目  芽葺きさきがけ目を引く白さ)

二    赤い糸 不思議な御縁句座の友  (千代子)
三    独り暮らし 老いに介護の危機迫る  (政信)
四    雪中花 菰から覗く寒牡丹  (豪人)
五    もとの鞘 云いたい事も飲み込んで  (國子)
六    陽の目見る丹波恐竜眩しげに(政信)
七    陽の目見る 重ね袴で土筆出る  (國子)
八    陽の目見る 父の残した斧を研ぐ  (善三郎)
九    甲子園 マーチ軽やかチアガール  (和憲)
十    明石海峡近海の幸鯛と蛸  (豪人)<折り句 アキタ>
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by kanku_yasutomi | 2008-03-27 04:00 |  安冨冠句会例会
小林善三郎 雅伯選

天    赤い糸 男結びが離さない  (和憲)
(標目  男心に尽くす真心)
 追吟  離さない異体同心ひたすらに

地    合格へ今日満願の鈴を振る  (佳月)<読み込み 鈴>
(標目  勇気もらえる今日は満願)

人    独りぐらし 月も私もお日様も  (公三)
(標目  一人ぼっちは天も夜昼)

二    この橋の真ん中通る知恵を借り  (直樹)<折り句 コマチ>
三    独りぐらし 日めくりに云う今日の事  (國子)
四    雪中花 白い帽子は重かろう  (春風)
五    そこに春 水取り終えた二月堂  (春風)
六    コロンブス丸い地球の地図を画く  (豪人)<折り句 コマチ>
七    雪中花 因果を秘めて咲く哀れ  (戸楓)
八    裏ばなし 涙の堰が耐え切れず  (直樹)
九    壁厚し 安堵の灯りまだ見えぬ   (千翔)
十    人になれよと心を鬼に 母が見守る巣立つ鳥  (千翔)<送り句>
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by kanku_yasutomi | 2008-03-27 03:00 |  安冨冠句会例会
山口泉水 宗匠選

天    もとの鞘 丸く納めた老いの知恵  (高男)
  (標目 時の氏神さすが生神)
 追吟  老いの知恵さすが仲人手を結ぶ

地    ちらほらと 縁談が来るときが花  (佳月)
  (標目 時が過ぎれば色褪せてく)

人    弥陀に逢う遍路杖と鈴歩く   (千翔)<読み込み 鈴>
  (標目 春本番に湧くは四国路)

二    別れたいけど別れが辛い 逢えば言えないもどかしさ  (芳英)<送り句>
三    絵馬の鈴神の眼鏡で鳴らす春  (和憲)<詠み込み 鈴>
四    今年こそ巻きがほしいと知恵絞る   (千代子)<折り句 コマチ>
五    来ぬ人を待ちくたびれて千鳥足 (恒男)<折り句 コマチ>
六    赤い糸 結び目太い共白髪  (芳英)
七    赤い糸 捌ききれぬか未婚増え  (良春)
八    もとの鞘 抜いた刃が恥ずかしい  (和憲)
九    風邪ぐすり 酒は多めの玉子酒   (和憲)
十    ちらほらと 春の気配が風に乗り (千代子)
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by kanku_yasutomi | 2008-03-27 02:00 |  安冨冠句会例会
広岡佳月 宗匠選

天    雪中花 じっと我慢の夜が明ける  (新一)
(標目  努力の蕾膨らみし日よ)
 追吟  夜が明ける今日は開くか明日は咲くか

地    もとの鞘 故郷に帰る鮭の群れ  (新一)
(標目  死力尽くして散るも運命か)

人    ここまでは末路の歳を遅刻せず  (祥雲)<折り句 コマチ>
(標目  友ある限り雅道精進)

二    陽の目見る 明けぬ夜はなし人生は  (新一)
三    人になれよと心を鬼に 母が見守る巣立ち鳥  (千翔)<送り句>
四    赤い糸 結び目太い共白髪  (芳英)
五    元の鞘 団塊世代故郷へ  (新一)
六    陽の目見る 姫路菓子博城が招ぶ  (良春)
七    壁厚し 官僚という名の牙城  (政信)
八    独りぐらし めし風呂寝るとまだ言えず  (泉水)
九    陽の目見る 丹波恐竜眩しげに  (政信)
十    鳴り止まぬ受験シーズン神の鈴  (土筆)<詠み込み 鈴>
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by kanku_yasutomi | 2008-03-27 01:00 |  安冨冠句会例会