短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

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紫水杯 多選之部

紫水杯  四選  
    
      大過なく 勤めし後を農に生く  (政信)<折り句 タツノ>

四選   励まして 四川へ飛んだ千羽鶴  (和憲)    
      しなやかに 鮎解禁へ竿さばき  (政信)
      首を振る ねじれ国会縦と横  (佳月)

三選   鈴を吊る 音色楽しむ侘び住まい  (和憲)
      首を振る 里芋の葉に風やさし  (佳月)
      田を愛し伝え行きたい野良の汗  (新一)<折り句 タツノ>
      鈴を吊る 口帖が耳を澄ましてる  (和憲)
      口車 なめらかな舌裏怖し  (春風)
      首を振る 尺八吹いて三年目  (和憲)
      しなやかに なびく柳も芯強し  (耕作)
      鈴を吊る 耳で涼知る夏の知恵  (恒男)
      帰り待つ 灯りが一つついてくる  (善三郎)
      切符手に 努力と汗で掴む夢  (孝代)
      鈴を吊る 飾れば軒に風が寄る  (千翔)

      以上 三選11章

多選 15章でした。
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by kanku_yasutomi | 2008-07-31 08:00 |  安冨冠句会例会
安原純一 雅伯選

天    鈴を吊る 句帳が耳を澄ましてる  (和憲)
(標目  花鳥風月愛して止まず)
 追吟  澄ましてる旬の顔した見合い席

地    励まして 涙かくした見舞客  (泉水)
(標目  誠心誠意嘘つき通す)

人    帰り待つ 灯りが一つついている  (善三郎)
(標目  貧者の一灯されどバラ色)

二    発車して 終着駅の無い門出  (善三郎)
三    選ばれて肩の襷は重荷知る  (善三郎)<読み込み 選>
四    首を振る 尺八吹いて三年目  (和憲)
五    しなやかに 会えば自然に出る会釈   (耕作)
六    幸せは糟糠の妻旨いめし  (千翔)<折り句 シソウ>
七    決め手なし 先が読めない千日手  (美好)
八    励まして 術後の母の髪をとく  (國子)
九    田を愛し伝え行きたい野良の汗  (新一)<折り句 タツノ>
十    切符手に 心はずんだ昔あり  (千賀子)
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by kanku_yasutomi | 2008-07-31 07:00 |  安冨冠句会例会
松井土筆 雅伯選


天    決め手なし 漁船も休む原油高  (良春)
(標目  一斉休魚二万隻)
 追吟  原油高物価高騰避けられぬ

地    切符手に 冥土の旅は片道で  (恒男)
(標目  美巻手土産急遽逝かるる)

人    幸せは糟糠の妻旨いめし  (孝代)<折り句 シソウ>
(標目  生き甲斐嬉し女冥利か)

二    太陽と月を見方に農に生き  (泉水)<折り句 タツノ>
三    無選別怒り悲しみ献花台  (千翔)<読み込み 選>
四    決め手なし 自然の猛威なすがまま  (佳月)
五    真剣な創意工夫が腕磨く  (新一)<折り句 シソウ>
六    励まして 老老介護共白髪  (良春)
七    発車して 保険に悲鳴低所得  (哲男)
八    鈴を吊る 音色楽しむ侘び住まい (和憲)
九    励まして 辛さ乗り切る人生は   (謙一郎)
十    首を振る 里芋の葉に風やさし  (佳月)
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by kanku_yasutomi | 2008-07-31 06:00 |  安冨冠句会例会
太田春風 雅伯選


天    決め手なし 少子高齢世を変える  (佳月)
(標目  理解し合って未来を見据え)
 追吟  世を変える時の流れに添いて生き

地    しなやかに なびく柳も芯強く  (耕作)
(標目  いざ正念場信念燃やす)

人    選り優る小豆目を切り土用来る  (土筆)<読み込み 選>
(標目  収穫期待祭の膳に)

二    海や山に 教えが光る父母の恩  (和憲)
三    励まして 元気に成ると医師の声  (哲男)
四    発車して 敷かれたレールの重きこと  (直樹)
五    掴むメダルは故国の土産 いざや五輪へ武者震い  (佳月)<送り句>
六    田んぼ道露に生き生き野路の花  (公三)<折り句 タツノ>
七    切符手に 上り列車に希望持ち  (奎夫)
八    鈴を吊る 飾れば軒に風が寄る  (千翔)
九    首を振る 尺八吹いて三年目  (和憲)
十    帰り待つ 子つばめ顔を口にして (政信)
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by kanku_yasutomi | 2008-07-31 05:00 |  安冨冠句会例会
村上千翔 雅伯選

天    励まして 四川へ飛んだ千羽鶴  (和憲)
(標目  千羽万羽よ力になれと)
 追吟  千羽鶴心よ届け被災地に

地    親切はその人柄も美しい  (耕作)<折り句 シソウ>
(標目  教養だけが此の世ではなし)

人    鈴を吊る 音色楽しむ侘び住まい  (和憲)
(標目  安らぎを受けるもの悲しさも)

二    田を愛し伝え行きたい野良の汗  (新一)<折り句 タツノ>
三    忍の一字に幾年耐えて 踏まれて咲いた出世花  (奎夫)<送り句>
四    海に山に モラル問われる捨てたゴミ  (和憲)
五    切符手に めざすは北京金メダル (耕作)
六    発車して 泣くな橋下これからだ(守麻呂)
七    帰り待つ 進まぬ拉致に父母の声  (哲男)
八    鈴を吊る 耳で涼知る夏の知恵  (恒夫)
九    口車 情がからんで押した判  (春風)
十    幸せは晴れ着を選ぶ母子連れ  (佳月)<読み込み 選>
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by kanku_yasutomi | 2008-07-31 04:00 |  安冨冠句会例会
小林善三郎 雅伯選

天    励まして 試歩の一歩を促せり  (篤子)
(標目  口のリハビリ言うは辛いが)
 追吟  促せり義足履かせて肩叩く

地    鈴を吊る 腹は決まった男です  (公三)
(標目  死地に赴く壮士気取って)

人    太陽と月の光で農暦  (美好)<折り句 タツノ>
(標目  蒔いた記録は日誌参照)

二    励まして やさしい言葉介護の手  (耕作)
三    選び出す朝の畑は露の中  (公三)<読み込み 選>
四    しなやかに 年季がさばく老いの知恵  (千翔)
五    首を振る 里芋の葉に風やさし  (佳月)
六    首を振る 縦に振らない訳がある   (戸楓)
七    新緑に染めかえ里も雨季に入る  (土筆)
八    口車 乗せられて知る我が報い  (篤子)
九    しなやかに 風を殺した処世術  (和憲)
十    帰り待つ 夕餉の支度熱々に  (孝代)
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by kanku_yasutomi | 2008-07-31 03:00 |  安冨冠句会例会
山口泉水 宗匠選

天    幸せに添い遂げた今嬉しくて  (芳英)<折り句 シソウ>
  (標目 父母に挨拶初孫抱いて)
 追吟  うれしくて案内状は連名で
地    首を振る 口では言えぬ時もある  (千翔)
  (標目 相槌打てず目配せ合図)

人    決め手なし 有力証拠多すぎる   (篤子)
  (標目 敏腕刑事頭かかえて)

二    決め手なし 漁船も休む原油高  (良春)
三    励まして 勇気を貰う助け合い  (孝代)
四    切符手に 行くか止めるか迷い道   (守麻呂)
五    切符手に 北京の空に日の丸を (耕作)
六    しなやかに 鮎解禁へ竿さばき   (政信)
七    発車して シートベルトに縛られる  (純一)
八    口車 なめらかな舌裏怖し  (春風)
九    切符手に 一人旅立つ不安顔   (公三)
十    切符手に 故郷の駅さようなら (奎夫)
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by kanku_yasutomi | 2008-07-31 02:00 |  安冨冠句会例会
広岡佳月 宗匠選

天    しなやかに 会えば自然に出る会釈  (耕作)
(標目  持って生まれた天然の美よ)
 追吟  出る会釈受ける心もさわやかに

地    切符手に 幸握りしめ娘は嫁ぐ  (千翔)
(標目  これより咲かす人生の花)

人    大過なく勤めし後を農に生く  (政信)<折り句 タツノ>
(標目  賞に戴く次の人生)

二    海に山に 泣いております温暖化  (公三)
三    言葉選る恥をかかさぬ喉仏  (和憲)<読み込み 選>
四    しなやかに 一指一指のおどる手話  (純一)
五    発車して 道それぞれに巣立つ鳥  (千翔)
六    決め手なし いよいよ薄き髪手入れ  (純一)
七    励まして 四川へ飛んだ千羽鶴  (和憲)
八    幸せがそろりと逃げて姥桜  (哲男)<折り句 シソウ>
九    軽トラが票を集めた町議選  (和憲)<読み込み 選>
十    帰り待つ 有り難きかな母が居て  (千翔)
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by kanku_yasutomi | 2008-07-31 01:00 |  安冨冠句会例会