短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

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紫水杯 多選之部

紫水杯  四選  
    
      まかせきり 妻の手綱で走る駒  (佳月)

四選   手いっぱい たらい回しとなる患者  (佳月)

三選   まかせきり それでも文句だけは言う  (土筆)
      上きげん 検査結果の良き知らせ  (純一)
      竹の秋 わが身を削る親の愛  (新一)
      頼りない 母から見ればまだ子供  (千賀子)
      根が深い 風雪耐えし岩の松  (直樹)
      七変化 梅雨に花あり田舎道  (和憲)
      まかせきり 指示に素直な全自動  (純一)
      七変化 老いの体調昨日今日  (和憲)
      昭和史をくまなく生きて八十路坂  (純一)<読み込み句 和>
      大地震 平和根こそぎ崩れ去る  (佳月)
      竹の秋 わが身を捨てて子育てに  (新一)
      恋の夜空に言葉は要らぬ 二人で仰ぐ天の川  (和憲)<送り句>
      過保護から付けが廻って手に負えず  (恒男)<折り句 カツテ>
      せきばらい そっと潮時知らせてる  (千翔)

      以上 三選14章

多選 16章でした。
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by kanku_yasutomi | 2008-08-26 08:00 |  安冨冠句会例会
安原純一 雅伯選

天    手いっぱい 滴が切れぬ大家族  (和憲)
(標目  清濁合せて末が楽しみ)
 追吟  大家族昔はみんなそうだった

地    七変化 紆余屈折の立志伝  (千翔)
(標目  夕べ勤王、明日は佐幕)

人    鱚鰻鱒鯖鮪鱸好き  (豪人)<折り句 キマス>
(標目  愛でて楽しやすし屋の湯飲み)

二    夕立ちに暑さ和らぐ夏の午後  (孝代)<読み込み 和>
三    七変化 梅雨に花あり田舎道  (佳月)
四    上きげん 豆とビールで今日終わる  (佳月)
五    根が深い 嫁姑の腹の内   (新一)
六    金よりも掴む信用手抜なし  (泉水)<折り句 カツテ>
七    まかせきり それでも文句だけは言う  (土筆)
八    頼りない 若葉マークに云う紅葉  (和憲)
九    せきばらい ここに居りますさりげなく  (公三)
十    「合掌」は心が和み迷い去る  (耕作)
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by kanku_yasutomi | 2008-08-26 07:00 |  安冨冠句会例会
有末政信 雅伯選

天    上きげん 語る言葉の解る戦友  (直樹)
(標目  どこか寂しい言葉のうらに)
 追吟  解る戦友締めは軍歌で涙ぐむ

地    過疎となりついに田畑は手もつかず  (公三)<折り句 カツテ>
(標目  校庭まで芋作りしに)

人    竹の秋 和語美しき国の春  (純一)
(標目  ちょっとひねった季語も豊かな)

二    根が深い 戦禍の罪を背負う国  (佳月)
三    手いっぱい たらい回しとなる患者  (佳月)
四    大地震 地球は怒る生きている  (守麿呂)
五    季節感まず軒先に簾を吊る  (佳月)
六    まかせきり 指示に素直な全自動   (純一)
七    頼りない 親の目線で子を見つめ  (春風)
八    後期とは昭和一と桁夕しぐれ  (佳月)
九    ずば抜ける 自が一芸身を助け  (哲男)
十    上きげん うれしき事の一つあり  (純一)
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by kanku_yasutomi | 2008-08-26 06:00 |  安冨冠句会例会
松井土筆 雅伯選


天    まかせきり 天の計らい我知らず  (美好)
(標目  感謝忘れて欲張り人生)
 追吟  我知らず此の世の縁浮草の

地    気が逸る巻きの魅力に吸い込まれ  (新一)<折り句 キマス>
(標目  句座の女神は誰に微笑む)

人    大地震 命隠れるところ無し  (純一)
(標目  運と不運は実に紙一重)

二    和やかに情緒溢れる巻開き  (戸楓)<読み込み 和>
三    風に揺れ蔓待つ花は手をつなぐ  (千翔)<折り句 カツテ>
四    竹の春 産みの苦しみ葉の黄ばみ  (政信)
五    根が深い 浄土にとどく池の蓮  (佳月)
六    大地震 人の無力を思い知る  (守麻呂)
七    大地震 川堰止める山崩れ  (戸楓)
八    上きげん 待望の巻天泳ぐ (千翔)
九    頼りない 人類の知恵浅はかさ   (善三郎)
十    根が深い 癌の細胞どこまでも  (奎夫)
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by kanku_yasutomi | 2008-08-26 05:00 |  安冨冠句会例会
太田春風 雅伯選

天    大地震 不安も溜まる土砂のダム  (和憲)
(標目  平和な暮らし泡と消え失せ)
 追吟  土砂のダム恐怖尾を引き眠れぬ夜

地    竹の秋 わが身を捨てて子育てに  (新一)
(標目  若竹伸びて竹の春来し)

人    頼りない 洞爺静かに幕を引く  (國子)
(標目  約束守り未来に夢を)

二    根が深い 十七文字は無尽蔵  (純一)
三    ずば抜ける 匠の技に心の美  (新一)
四    可愛くて抓むほっぺが手に跳ねる  (直樹)<折り句 カツテ>
五    七変化 女心に遊ばれて  (泉水)
六    手いっぱい 梅雨が明ければ畠草  (戸楓)
七    まかせきり メタボ管理は愛妻に  (千賀子)
八    せきばらい 威厳を保つ隠居部屋  (公三)
九    病みし床上げ感謝に満ちて 二人で仰ぐ天の川  (篤子)<送り句>
十    夕立ちに厚さ和らぐ夏の午後 (孝代)<読み込み 和>
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by kanku_yasutomi | 2008-08-26 04:00 |  安冨冠句会例会
村上千翔 雅伯選

天    気遣って一歩譲れば和む風  (哲男)<読み込み 選>
(標目  譲る心を忘れたこの世)
 追吟  和む風世知辛い世に忘れられ

地    介護愛強い絆を手が支え  (耕作)<折り句 カツテ>
(標目  助けられたり助けて生きる)

人    竹の秋 わが身を削る親の愛  (新一)
(標目  巡りてわかる親への感謝)

二    せきばらい 満座静めた年の功  (耕作)
三    揖保の川瀬に涼呼ぶ風情 清流映えて鮎が跳ぶ  (土筆)<送り句>
四    恋の夜空に言葉は要らぬ 二人で仰ぐ天の川  (和憲)<送り句>
五    手いっぱい 欲が積もれば綻びも (奎夫)
六    まかせきり 単身赴任妻の肩  (春風)
七    根が深い 夢と希望を罪が絶つ  (國子)
八    頼りない 竜馬が嘆くこの政治  (和憲)
九    七変化 空に花火が鮮やかに  (守麻呂)
十    上きげん 湯舟に聞ゆ鼻歌が  (奎夫)
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by kanku_yasutomi | 2008-08-26 03:00 |  安冨冠句会例会
小林善三郎 雅伯選

天    手いっぱい 飛び込みなさいこの胸に  (美好)
(標目  両手広げてつつむ愛情)
 追吟  この胸に咲かせてみたい愛の花

地    トコトコと昭和を煮込む母の味  (和憲)<読み込み 和>
(標目  母の手作り昭和盛り込む)

人    大地震 明日知らぬ世に生かされて  (孝代)
(標目  不安打ち消し望み求めて)

二    竹の秋 わが身を削る親の愛  (新一)
三    根が深い 心の傷がまたも泣く  (千翔)
四    七変化 老いの体調昨日今日  (和憲)
五    手いっぱい 実る稲穂も頭垂れ  (哲男)
六    悲しみと辛さに耐えて手を見つめ   (孝代)<折り句 カツテ>
七    竹の秋 山吹に染め陽に遊ぶ  (千翔)
八    大地震 さしのべ光る支援の手  (耕作)
九    頼りない 母から見ればまだ子供  (千賀子)
十    上きげん 検査結果の良き知らせ  (純一)
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by kanku_yasutomi | 2008-08-26 02:00 |  安冨冠句会例会
山口泉水 宗匠選

天    根が深い 食品偽装つぎつぎと  (千賀子)
  (標目 恥の上塗り老補ののれん)

 追吟  つぎつぎとどこが産地か海の幸

地    まかせきり それでも文句ばかり言う  (土筆)
  (標目 引退しても口は現役)

人    大地震 乱開発が産児うむ   (千翔)
  (標目 日本列島どこもかしこも)

二    和やかな 家庭に宿る福の神  (芳英)
三    上きげん 検査結果の良き知らせ  (純一)
四    せきばらい 話題を変えた議長席   (直樹)
五    根が深い 風雪耐えし岩の松 (直樹)
六    根が深い 恋の悩みは恐ろしい   (新一)
七    ずば抜ける 五輪に金の命かけ  (春風)
八    七変化 梅雨に花あり田舎町   (佳月)
九    頼りない 母から見ればまだ子供   (千賀子)
十    頼りない 受験勉強一夜漬け (耕作)
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by kanku_yasutomi | 2008-08-26 01:00 |  安冨冠句会例会