短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

<   2008年 11月 ( 8 )   > この月の画像一覧

紫水杯 多選之部

紫水杯  五選  
    
      常日頃ネジを巻きつつ老い二人  (善三郎)<折り句 ツネオ>

四選   玉手箱 中身は開ける人次第  (雅城)

      郷の秋 神の絵筆で衣替え  (耕作)

      波静か老いの坂道菊日和  (新一)<折り句 ナオキ>

      千の風 爽やかに吹く弥陀の里  (新一)

      二日酔い 意志の弱さを酒が知る  (善三郎)

      荷崩れを何度か妻に支えられ  (新一)<読み込み 妻>

      二日酔い 夕べの主役今朝無口  (恒男)

      美しい 老老介護にこやかに  (雅城)

      気が重い 嘘でごまかすその辛さ  (善三郎)

      気が重い ノルマ果たせず帰り道  (恒男)

      世は情け 支えるつもり支えられ  (謙一郎)

      

      以上 三選11章

多選 12章でした。
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by kanku_yasutomi | 2008-11-27 08:00 |  安冨冠句会例会
安原純一 雅伯選

天    美しい 有情の花根が太い  (泉水)
(標目  見えぬ処で固きスクラム)
 追吟  根は太い多額納税さわやかに

地    世は情け 一灯なれどお付き合い  (善三郎)
(標目  青い羽根ありまた赤い羽根)

人    茄子漬けのおいしい茶漬け気負いなし  (千翔)<折り句 ナオキ>
(標目  茶漬けとなりて冷や飯笑う)

二    玉手箱 夢と幻だけでいい  (善三郎)
三    世は情け 廻り回って己が身に  (土筆)
四    千の風 もう泣きません大丈夫  (孝代)
五    老いて勲章大筋子筋 なんと素敵な母の皺  (土筆)<送り句>
六    二日酔い 自分に負けたつけに泣く  (公三)
七    郷の秋 句帳に季語が溢れてる  (直樹)
八    作業服脱いで女にもどる妻  (千翔)<読み込み 妻>
九    土づくり根付く野菜に思いやり  (耕作)<折り句 ツネオ>
十    同窓会 一日青春渦の中  (公三)
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by kanku_yasutomi | 2008-11-27 07:00 |  安冨冠句会例会
有末政信 雅伯選

天    玉手箱 中身は開ける人次第  (雅城)
(標目  大きな期待せぬが賢明)
 追吟  人次第結果うれしい期待薄

地    同窓会 座席指定の無いなごみ  (泉水)
(標目  人の上下に人作らず)

人    千の風 姿にもなり声を聴く  (善三郎)
(標目  澄んだ心で瞼を閉じる)

二    妻めとり子ども育てて親を知り  (清)<読み込み 妻>
三    二日酔い 意志の弱さを酒が知る  (善三郎)
四    美しい きずな大事に人とひと  (謙一郎)
五    深呼吸 自分は出来る言い聞かせ  (美好)
六    二日酔い 夕べの主役今日無口   (恒男)
七    食べて満足作って自慢 自給自足のうまい秋  (善三郎)<送り句>
八    鳳仙花 産めよ増やせよ種飛ばす  (新一)
九    気が重い 句が出来ぬ事それもある  (純一)
十    深呼吸 試験用紙を前にして  (芳英)
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by kanku_yasutomi | 2008-11-27 06:00 |  安冨冠句会例会
松井土筆 雅伯選


天    同窓会 小部屋しっぽり昭和の灯  (直樹)
(標目  思い出話戦中戦後)
 追吟  昭和の灯どん底生活懐かしむ

地    玉手箱 余生に馴染むこの冠句  (和憲)
(標目  暖(ゆるり)豊に閃き追って)

人    茄子漬の美味しい茶漬け気負いなし  (千翔)<折り句 ナオキ>
(標目  紫紺の風味飽きる事なし)

二    懐かしい御袋の味黄な粉餅  (芳英)<折り句 ナオキ>
三    常日頃ネジを巻きつつ老い二人  (善三郎)<折り句 ツネオ>
四    同窓会 一日青春渦の中  (公三)
五    美しい 羽根震わして秋茜  (公三)
六    気が重い 祖先に詫びる休耕田  (純一)
七    美しい 水面に紅葉富栖ダム  (良春)
八    世は情け 橋を架けよう愛の道  (新一)
九    郷の秋 林道覆う紅もみじ   (智稔)
十    二日酔い 愚痴言い合える友が居て  (耕作)
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by kanku_yasutomi | 2008-11-27 05:00 |  安冨冠句会例会
太田春風 雅伯選

天    世は情け 廻り回ると種をまき  (哲男)
(標目  お世話出来る身今日もハッスル)
 追吟  種をまき自分の老いを重ね見る

地    寝込まれてしみじみ妻のありがたを  (泉水)<読み込み 妻>
(標目  馴れぬ手つきで恩返すのみ)

人    美しい 老老介護にこやかに  (雅城)
(標目  これが運命と悔い無きように)

二    玉手箱 あの日の父が胸にある  (直樹)
三    深呼吸 怯む心に活を入れ  (新一)
四    千の風 帆に受け進む人の道  (清)
五    野菊一輪竹かご飾る なんと素敵な母の皺  (千賀子)<送り句>
六    常日頃ネジを巻きつつ老い二人  (善三郎)<折り句 ツネオ>
七    同窓会 初恋の人来てるかな  (純一)
八    気が重い 癒えぬ病に焦る日々  (新一)
九    美しい 深まる秋の青い空  (新一)
十    鳳仙花 繚乱の夢乗せる種 (和憲)
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by kanku_yasutomi | 2008-11-27 04:00 |  安冨冠句会例会
村上千翔 雅伯選

天    亡き妻の思いが染みる台所  (芳英)<詠みこみ 妻>
(標目  立ち居ふるまい想い出詰まり)
 追吟  台所生涯を友身にしみる

地    美しい 渓谷は今秋の彩  (泉水)
(標目  秋真っ盛り紅葉酔う)

人    郷の秋 神の絵筆で衣替え  (耕作)
(標目  四季に恵まれ幸せ受ける)

二    玉手箱 禁は守れという教え  (政信)
三    玉手箱 夢が入った宝物  (芳英)
四    荷崩れを何度か妻に支えられ  (新一)<詠みこみ 妻>
五    四季の恵みが夕餉を飾る 自給自足のうまい秋 (和憲)<送り句>
六    波静か老いの坂道菊日和  (新一)<折り句 ナオキ>
七    美しい 真心という宝物  (善三郎)
八    鳳仙花 はじける実にはドラマあり  (善三郎)
九    二日酔い 意志の弱さが酒を知る  (善三郎)
十    郷の秋 山は紅葉野は黄金  (芳英)
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by kanku_yasutomi | 2008-11-27 03:00 |  安冨冠句会例会
小林善三郎 雅伯選

天    名残惜しお前に着せた菊の花  (直樹)<折り句 ナオキ>
(標目  死出の旅路は菊の晴れ着で)
 追吟  菊の花浄土への旅抱いて行く

地    同窓会 どの道とおり今ここに  (千賀子)
(標目  道のけわしさ顔にそれぞれ)

人    世は情け 橋を架けよう愛の道  (新一)
(標目  心通わす愛の掛橋)

二    亡き母の帯締めしめて着付終え  (春風)<折り句 ナオキ>
三    千の風 極楽便り乗せて来る  (雅城)
四    気が重い 嘘と知りつつ聴く哀れ  (千翔)
五    きざみ込まれた勲章かもね なんと素敵な母の皺  (純一)<送り句>
六    二日酔い 自分に負けたつけに泣く   (公三)
七    恙無く念じてやまぬ親心  (公三)<折り句 ツネオ>
八    美しい きずな大事に人とひと  (謙一郎)
九    玉手箱 開けずにおれず人心  (美好)
十    鳳仙花 幸色の種子はじき  (美好)
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by kanku_yasutomi | 2008-11-27 02:00 |  安冨冠句会例会
山口泉水 宗匠選

天    妻と行くいばらの道も半世紀  (新一)
  (標目 互いに杖と仲睦じく)

 追吟  半世紀戦後生き抜き共白髪

地    美しい 冠雪富士はすそのまで  (豪人)
  (標目 旅の思い出カメラに収め)

人    美しい 枯れ木に趣味の花が咲く   (耕作)
  (標目 老いの楽しみ短冊の花)

二    千の風 花の香りにさそわれて  (千賀子)
三    同窓会 尽きぬ話で夜が白む
四    同窓会 揃う顔ぶれ減るばかり   (哲男)
五    玉手箱 中身は開ける人次第  (雅城)
六    二日酔い 後悔するなら止めなはれ   (土筆)
七    二日酔い 上司の誘いことわれず  (春風)
八    世は情け 渡る世間に鬼はなく   (奎夫)
九    世は情け 捨てる神あり拾う神   (哲男)
十    世は情け 心の橋に虹が出る (和憲)
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by kanku_yasutomi | 2008-11-27 01:00 |  安冨冠句会例会