短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi
春名豪人 雅伯選

天    枝を張り 兼六園が冬を吊る  (和憲)
(標目  縄の簾に雪の簾が
 追吟  冬を吊る遠ざかりゆく寒気団

地    狙い撃ち 作戦長し赤穂義士  (祥雲)
(標目  敵をあざぬく酒と女で)

人    枝を張り 多くの人と友となる  (芳英)
(標目  三百枚の年賀を書いた)

二    化けの皮 嫁して三年出る本音  (佳月)
三    記念して 今年総括命一字  (政信)
四    学校で 正せ教育基本から  (奎夫)
五    杖となりきつい坂道身をささえ  (耕作)<折り句 ツミキ>
六    柿紅葉 風に一ひら舞扇  (公三)
七    化けの皮 年は隠せぬ厚化粧  (公三)
八    類がない 私の命一つだけ  (耕作)
九    雲流れ歳は記憶を置いて行く  (耕作)<読み込み 雲>
十    眺めよし 我が子今日は故郷は日本一(祥雲)
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# by kanku_yasutomi | 2007-01-30 06:00 |  安冨冠句会例会
村上千翔 雅伯選

天    類がない 原爆投下受けた国  (豪人)
(標目  決して忘れてならぬは日本)
 追吟  受けた国後世永久に伝え継ぐ

地    狙い撃ち 核にやられた拉致の的  (佳月)
(標目  他国のなげき餌として生き)

人    学校で 友という名の宝物  (善三郎)
(標目  傘寿米寿となる程宝)

二    天下泰平庭の松  (公三)
三    四季は移ろい自然の美学 山は紅葉に衣替え  (公三)<送り句>
四    類がない 六角古墳太古知る  (泉水)
五    雲海に富士冠雪が浮いて見ゆ  (豪人)<読み込み 雲>
六    木枯らしに百面相の千切れ雲  (佳月)<読み込み 雲>
七    尽くす愛今日の介護に見る灯り  (政信)<折り句 ツキミ>
八    鶴と亀君と二人の道標  (奎夫)<折り句 ツキミ>
九    記念して 節目写して孫育つ  (土筆)
十    米寿の写真大家族(善三郎)
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# by kanku_yasutomi | 2007-01-30 05:00
安原純一 雅伯選

天    年の暮雲悠々と別世界  (公三)
(標目  天の旅人国境知らず)<読み込み句 雲>
 追吟  別世界そこから何が見えますか

地    眺めよし 夕日を受けて山坐る  (千翔)
(標目  遠祖も見たか永久の歳月)

人    記念して 生きる喜び同窓会  (土筆)
(標目  皺の数だけ苦楽重ねて)

二    学校で 生涯の富友賜う  (治子)
三    枝を張り 座敷賑わす松飾り  (千代子)
四    いつまでも昭和忘れじきのこ雲  (泉水)<読み込み 雲>
五    つみかさね昨日の汗を見る明日  (治子)<折り句 ツミキ>
六    類がない 人間国宝名に恥じず  (政信)
七    薬代 継ぎ足す命ある未練  (和憲)
八    好きな句座素敵な雅友と気も晴れる(千代子)
九    化けの皮 嫁して三年出る本音  (佳月)
十    類がない 私の命一つだけ(耕作)
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# by kanku_yasutomi | 2007-01-30 04:00 |  安冨冠句会例会
松井土筆 雅伯選

天    土と生き喜寿も元気で身の果報  (千翔)
(標目  農に楽しむ喜色満面)<折り句 ツキミ>
 追吟  身の果報感謝の暮らし憂いなし

地    枝を張り 根も張る雑木山守る  (政信)
(標目  嵐に強く紅葉も見事)

人    澄んだ空水仙郷は霧の朝  (高男)
(標目  甘い香をのせ瀬戸は早春)<折り句 ススキ>

二    記念して 今年総括命一字  (政信)
三    薬代 継ぎ足す命ある未練  (和憲)
四    学校で もまれて育つ自立心  (春風)
五    好きな道墨筆生かし今日の幸  (祥雲)<折り句 ススキ>
六    好きな句座素敵な雅友と気も晴れる  (千代子)<折り句 ススキ>
七    連れが良い気さくな笑顔満つ句会  (春風)<折り句 ツキミ>
八    柿紅葉 料理に添えて季をかもす  (豪人)
九    類がない 自然遺産は人為超え  (政信)
十    類がない 命を軽く見る世相  (佳月)
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# by kanku_yasutomi | 2007-01-30 03:00 |  安冨冠句会例会
山口泉水 宗匠選

天    良縁を願う出雲に初詣  (祥雲)
(標目  恵方の神に手を合わせてる)<読み込み句 雲>
 追吟  初詣で願いは一つ今年こそ

地    枝を張り 家系を問えばみな身内  (佳月)
(標目  選挙の度びに首かしげてる)

人    薬代 福祉だんだん細くなる  (佳月)
(標目  太くなるのは体系だけか)

二    満月を絵にする雲に隠す雲  (耕作)<読み込み 雲>
三    記念して 家族写真は富士を背に  (春風)
四    記念して 米寿卆寿の友白髪  (奎夫)
五    若葉青葉と月日は流れ 山は紅葉に衣替え  (千代子)<送り句>
六    猿や熊まで味覚の秋か 柿はたえわわに色づいて  (和憲)<送り句>
七    澄んだ空水仙郷は霧の朝  (高男)<折り句 ススキ>
八    鶴と亀君と二人の道標べ  (奎夫)<折り句 ツキミ>
九    積もる愛喜怒哀楽の夫婦花  (新一)<折り句 ツキミ>
十    学校で 磨けば光る師の教え(耕作)
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# by kanku_yasutomi | 2007-01-30 02:00 |  安冨冠句会例会
岸本戸楓 宗匠選

天    いつまでも昭和忘れじきのこ雲  (泉水)
(標目  ピカドン一瞬都市壊滅)<読み込み 雲>
 追吟  きのこ雲空に残るも都市地獄

地     類がない 旗は日の丸山は富士  (高男)
(標目  天皇表徴万人仰ぐ)

人    つなぐ手に今日も善意の実は結ぶ  (千翔)
(標目  身の事よりも社会の福祉) <折り句 ツキミ>

二    縁側で日向ボッコにちぎれ雲  (千代子)<読み込み 雲>
三    水爆は全ての命消える武器  (耕作)<折り句 ススキ>
四    鹿の遠鳴き幽かに聞こえ 山は紅葉に衣替え  (奎夫)<送り句>
五    優し祖先が我が家に植えた 柿はたわわに色づいて  (土筆)<送り句>
六    眺めよし 湖面で笑う逆さ富士  (善三郎)

八    枝を張り 根も張る雑木山守る  (政信)
九    枝を張り 母の躾で徳育つ  (耕作)
十    薬代 頼らぬ暮らしウオーキング  (治子)
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# by kanku_yasutomi | 2007-01-30 01:00 |  安冨冠句会例会