短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

タグ:上座抄 ( 273 ) タグの人気記事

春名豪人 雅伯選

天    常習犯 人差し指の曲がり癖  (純一)
(標目  生まれついてか性格なのか)
 追吟  曲がり癖伸びないままの務所暮らし

地    多年草 じっと我慢で命の灯  (新一)
(標目  寒さ耐えればいつかは春が)

人    常習犯 低年化する世が恐い  (政信)
(標目  正しい心教えてやろう)

二    向かっ腹 また顔を出す正義感  (純一)
三    たばこ税 意思の弱さが追い打ちか  (哲男)
四    平成の鬼より恐い大不況  (新一)
五    竜馬伝 海が似合うぜこの男  (和憲)<詠み込み 鬼>
六    凛として 天を仰いだ加茂の寅  (新一)
七    以ての外 罪なき人の懲役刑  (新一)
八    白内障 あなたどなたと眼鏡拭く  (千翔)
九    恵方巻き美女が太巻寿司かぶる  (土筆)<折り句 エビス>
十    今日もリハビリ馴染みの顔と 老いの日課は医者通い  (春風)<送り句>
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by kanku_yasutomi | 2010-02-25 05:00 |  安冨冠句会例会
有末政信 雅伯選

天    以ての外 天命待たず断つ命  (和憲)
(標目  親の情に何故背く)
 追吟  断つ命絆断ち切る親不孝

地    多年草 古来種侵す外来種  (良春)
(標目  国技相撲も似たような事態)

人    向かっ腹 山に向かいて馬鹿野郎  (雄飛)
(標目  心壮快迷惑掛けず)

二    竜馬伝 日本の夜明け駆けて逝く  (純一)
三    星の数 なれど息子に嫁がない  (土筆)
四    常習犯 弱い意志衝く魔の誘い  (和憲)
五    たばこ税 煙に縋る国予算  (公三)
六    家守る鬼門清めて無事の日々   (孝代)<読み込み 鬼>
七    白内障 世間が広くなる手術  (豪人)
八    本日で定年迎え祝い酒   (芳英)<折り句 ホテイ>
九    以ての外 罪なき人の懲役刑  (新一)
十    永遠の美は健康な素肌より  (直樹)<折り句 エビス>
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by kanku_yasutomi | 2010-02-25 04:00 |  安冨冠句会例会
松井土筆 雅伯選


天    竜馬伝 土佐の黒潮血が滾る  (直樹)
(標目  矛盾に挑む武の土性骨)
 追吟  血が滾るでっかい夢に湧く闘志

地    心籠らぬ未熟な詩に 佳月あの世で喝入れる  (直樹)<送り句>
(標目  師在りし日の追憶手繰る)

人    常習犯 低年齢化する世が恐い  (政信)
(評目) 道徳廃れ先行き見えず)

二    竜馬伝 扉を開ける革命児  (新一)
三    多年草 春に歓喜の若葉萌え  (政信)
四    みな優し園児が作る鬼の面  (純一)<詠み込み 鬼>
五    凛として 咲く梅林に香りたつ  (阿ケ美)
六    竜馬伝 姉が鍛えた武の心  (政信)
七    白内障 病じゃなくて通る道  (國子)
八    星の数 残るはほんの一握り  (雄飛)
九    以ての外 知らぬ存ぜぬ億の金   (春風)
十    たばこ税 値上げの毒をまだ吸うか  (政信)
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by kanku_yasutomi | 2010-02-25 03:00 |  安冨冠句会例会
太田春風 雅伯選

天    凛として 感性豊か雅趣に生く  (土筆)
(標目  此のひと時に心なごみて)
 追吟  雅趣に生く浮世の憂さも薄らぎて

地    以ての外 地球荒れゆく温暖化  (純一)
(標目  防止対策後に続けと)

人    向かっ腹 老いのゆとりが蓋をする  (國子)
(標目  悟りし笑みが心鎮めて)

二    竜馬伝 異国夢見る桂浜  (哲男)
三    たばこ税 意志の弱さに追い打ちか  (哲男)
四    多年草 自然が育て花咲かす  (土筆)
五    たばこ税 収支を睨む新政府  (直樹)
六    竜馬伝 扉を開ける革命児  (新一)
七    星の数 夜空を染める過疎の里  (耕作)
八    長い年月働きずめで 老いの日課は医者通い  (芳英)<送り句>
九    鬼の名を負ひてうつむく百合の花  (純一)<読み込み 鬼>
十    多年草 子へのバトンで冬を越し (恒男)
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by kanku_yasutomi | 2010-02-25 02:00 |  安冨冠句会例会
山口泉水 宗匠選

天    星の数 過疎の山里花が咲く  (耕作)
    (標目 晴れた夜空は田舎の良さよ)
追吟   花が咲く月も笑顔で星を抱く

地    常習犯 謝罪会見なれたもの  (孝子)
    (標目 罪の意識はまけらも無いぞ)

人    白内障 世間が広くなる手術   (豪人)
    (標目 痛さこらえて我が身の夜明け)

二    多年草 春に顔出す土筆の子  (直樹)
三    たばこ税 値上げの毒をまだ吸うか  (政信)
四    竜馬伝 土佐の海より志士が出る  (公三)
五    竜馬伝 異国夢見る桂浜 (哲男)
六    たばこ税 意思の弱さに追い打ちか  (哲男)
七    以ての外 親方よりも綱が上  (政信)
八    みな優し園児が作る鬼の面  (純一)
九    豆剣士心を鬼に鍛え抜く (芳英)
十    減らず口 相棒として妻が居る (純一)
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by kanku_yasutomi | 2010-02-25 01:00 |  安冨冠句会例会
平松直樹 雅伯選

天    名句あり 言葉の褥あたたかし  (純一)
(標目  心に沁みる温き余韻)
 追吟  あたたかし詩は永劫心打つ

地    静かな夜母の命日正信偈  (政信)<読み込み 正>
(標目  雪降る里に思い出辿る)

人    古い傷 闇の記憶がまた疼く  (純一)
(標目  人に言えない心の深み)

二    神の鈴 景気回復願い込め  (公三)
三    お年玉 もみじの手迄待っている  (哲男)
四    這えば歩めと育てし娘 二十歳の晴れ着華々し  (篤子)<送り句>
五    生中継 シャトル見守る蒼い地球  (耕作)
六    戦中派 友の命と共に生き  (孝代)
七    下心 酒が吐かせた部下の腹  (哲男)
八    頑張れよ 失意の我が子抱きしめる  (雄飛)
九    梅の美を眼下の浦に繋ぐ景  (春風)<折り句 ウガツ>
十    お年玉 不況知らざるこの笑顔  (純一)
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by kanku_yasutomi | 2010-01-28 07:00 |  安冨冠句会例会
有本新一 雅伯選

天    初々し賀春言祝ぐ鶴と亀  (土筆)<折り句 ウガツ>
(標目  新春を寅に因んで前進を)
 追吟  鶴と亀心身共に健やかに

地    愛と躾は親子の絆 二十歳の晴れ着華々し  (耕作)<送り句>
(標目  可愛い我が子期待と夢を)

人    静かな夜母の命日正信偈  (政信)<読み込み 正>
(標目  亡母の供養に読経の声)

二    名句あり こころ豊かになる余韻  (純一)
三    海眺め岸壁の母辛い日々  (豪人)<折り句 ウガツ>
四    美しい雅楽の舞台月に映ゆ  (直樹)<折り句 ウガツ>
五    梅一枝生花に添えてお正月  (春風)<詠み込み 正>
六    名句あり 美と感動が詩を生む  (耕作)
七    戦中派 竹槍振った日を偲ぶ  (春風)
八    冬籠り 開花夢見て苦節耐え  (恒男)
九    名句あり 読めば読む程味がある  (雄飛)
十    頑張れよ まず病むまいぞ呆けまいぞ  (純一)
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by kanku_yasutomi | 2010-01-28 06:00 |  安冨冠句会例会
安原純一 雅伯選

天    神の鈴 願いはひとつ凡な幸  (直樹)
(標目  多くはのぞまぬ素朴な祈り)
 追吟  凡な幸まずは健康と云う基本

地    頑張れよ 産まれる方も産む方も  (千翔)
(標目  固唾のみつつ呱々の声聞く)

人    老いの徒然日毎に侘びし 振り向くことが多くなる  (直樹)<送り句>
(標目  残り少ない命のカード)

二    年輪をしっかり重ね余生生く  (土筆)<折り句 ネシヨ>
三    冬籠り 芯は枯れても根は活きる  (泉水)
四    子育て記 祖母から母へ母は娘へ  (泉水)
五    戦中派 麦飯の味知る世代  (政信)
六    名句あり 健在嬉しなじみの名  (公三)
七    神は見る嘘か真か正義の目 (春風)<詠み込み 正> 
八    下心 意味もひびきも嫌な語呂  (政新)
九    したり顔 やっと芽が出た詩の種  (直樹)
十    一夜漬け 剥がれるメッキ出る地金  (哲男)
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by kanku_yasutomi | 2010-01-28 05:00 |  安冨冠句会例会
有末政信 雅伯選

天    お年玉 数だけ入れて孫等待つ  (土筆)
(標目  落ち度ないよう指折り数え)
 追吟  孫等待つ爺正月だけは殿

地    頑張れよ まず病むまいぞ呆けまいぞ  (純一)
(標目  弱気になるな何ぞこれしき)

人    生中継 寅引く園児加茂の庭  (春風)
(標目  賀正先取り児童が飾る)

二    正の字を書き連ねたる票開き  (純一)<詠み込み 正>
三    神の鈴 赤い袴の神子が振る  (豪人)
四    子育て記 祖母から母へ母は娘へ  (泉水)
五    名句あり 開巻楽し学ぶ里  (千賀子)
六    古い傷 環境破壊病む地球   (耕作)
七    お年玉 孫からもらう絵のお札  (千賀子)
八    頑張れよ 夜食は母の愛煮込む  (泉水)
九    戦中派 悪戦苦闘パソコンに  (姫ゆり)
十    寝坊して食事慌てる嫁可愛い  (恒男)<折り句 ネシヨ>
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by kanku_yasutomi | 2010-01-28 04:00 |  安冨冠句会例会
松井土筆 雅伯選


天    子育て記 期待と夢を背中に負う  (哲男)
(標目  今じゃその子が支え呉れ入りおり)
 追吟  背中に負う母の強さを子に貰う

地    頑張れよ まず病むまいぞ呆けまいぞ  (純一)
(標目  末期の水は乾杯として)

人    戦中派 人も花咲き地に還る  (耕作)
(評目) 此の世の縁露と消える日)

二    冬籠り 芯は枯れても根は活きる  (泉水)
三    生中継 寅引く園児加茂の庭  (春風)
四    詩愛す雅友の筆が綴る四季  (直樹)<折り句 ウガツ>
五    浮き沈み我慢辛抱強い意志  (耕作)<折り句 ウガツ>
六    名句あり 人生おもみしわの数  (千賀子)
七    下心 燃える闘志に策を練る  (春風)
八    お年玉 孫の笑顔が我が宝  (直樹)
九    粘り抜く辛抱我慢世の教え   (耕作)<折り句 ネシヨ>
十    古い傷 癒やす努力が人を成す  (新一)
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by kanku_yasutomi | 2010-01-28 03:00 |  安冨冠句会例会