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短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

安富冠句会 平成20年1月紫水杯(多選之部)

紫水杯 多選之部
紫水杯  四選  
    
      明けて春加茂のねずみが福を呼ぶ  (新一)<折り句 アカフ>

三選   気は若い 我が残照に老い見せず  (高男)
      苦も楽も 新たなる日の色に染め  (直樹)
      除夜の鐘 一瞬無我となる不思議  (善三郎)
      苦を積めばものに感謝と知恵を得る  (千翔)<折り句 クモチ>
      迎春の二字の年賀に友は無事  (祥雲)<読み込み 迎>
      送迎の年の継ぎ目は歌と鐘  (佳月)<読み込み 迎>
      師走街 悲喜こもごもの風が吹く  (春風)
      除夜の鐘 御恩御恩と説く余韻  (佳月)
      病んだ母ゆえ別れが辛く とんぼ返りも日が暮れる  (直樹)<送り句>
      失礼な 頷きながら上の空  (千翔)
      尻を叩いた応吟用紙 アッと言う間の年の暮れ  (和憲)<送り句>
      今度こそ 咲かせてみたい句座の花  (耕作)

      以上 三選12章

多選 13章でした。
by kanku_yasutomi | 2008-01-31 08:00 |  安冨冠句会例会