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短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

安富冠句会 平成21年2月上座抄(村上千翔 雅伯選)

村上千翔 雅伯選

天    区切り付け過去を裁ち切り生きる道  (篤子)<折り句 クカイ>
(標目  尋ねるもよし知らぬ振りよし)
 追吟  生きる道茨越え来て人を成す

地    不況風 常に弱者に吹き寄せる  (政信)
(標目  とかく此の世は厳しくつらい)

人    ユーモア句 センスが滲むお人柄  (良春)
(標目  丸い心で楽しく詠んで)

二    羞恥心 漢字読めない時の人  (哲男)
三    ユーモア句 難しいのは品の良さ  (善三郎)
四    牛歩でも誠が見える人の道  (新一)<読み込み 牛>
五    白い冬 釧路原野に鶴の舞 (雅城)
六    離党渡辺与党を出たが 強気に生きて身は孤独  (豪人)<送り句>
七    白い冬 進軍拒む八甲田  (和憲)
八    新年会 一芸披露株上がる  (千賀子)
九    日向ぼこ 極楽行きの舟を漕ぐ  (和憲)
十    朝寝坊 仏の母ににらまれる  (純一)
by kanku_yasutomi | 2009-02-26 03:00 |  安冨冠句会例会