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短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

安富冠句会 平成21年6月上座抄(広岡和憲 雅伯選)

広岡和憲 雅伯選

天    曇らせる 永田の空はまだ晴れず  (泉水)
(標目  地盤固め戦い挑め)
 追吟  まだ晴れず鳩も乱れた永田町

地    何があろうと我が身の責よ 自分が選んだ道だから  (千翔)
(標目  因果応報悟りの境地)

人    応援歌 負けても負けても虎ファン  (哲男)
(標目  顔に出ている昨日の結果)

二    手に鍬を歳を忘れて習う農  (耕作)<折り句 テトナ>
三    雨の古都 濡れた甍が語りかけ  (雅城)
四    話好き 戦記語れば切りが無い  (哲男)
五    口に合う 甘辛人生匙加減  (新一)
六    仕事人 任せて安心彼なれば  (戸楓)
七    郷の川 冷やし西瓜が客を待つ  (公三)
八    孫を両手に夕焼け小焼け 青田の風が心地よい  (直樹)<送り句>
九    負けて勝つ 手立ては薄利多売とか  (政信)
十    止められず 私を誘う残り菓子  (千賀子)
by kanku_yasutomi | 2009-06-25 06:00 |  安冨冠句会例会