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短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

安富冠句会 平成19年8月上座抄(山口泉水 宗匠選)

山口泉水 宗匠選

天    仲が良い 修羅場もあった共白髪  (和憲)
(標目  今は笑顔で語れるのろけ)
 追吟  共白髪仲良く迎え喜寿米寿

地    豊作だ苦労が実り汗忘る  (良春)<読み込み 汗>
(標目  家族笑顔で新米の味)

人    父の汗母の涙の出世魚  (佳月)<読み込み 汗>
(標目  口に出さねど労資の苦労)

二    仲が良い 肉親にない味がある  (善三郎)
三    裏金を名前を伏せて偽装する  (守磨呂)<折り句 ウナギ>
四    肝っ玉 いざ本番で据わるもの  (春風)
五    仲が良い 家族の絆赤い糸 (祥雲)
六    明日がある 忘れることも処世術  (善三郎)
七    過半数 民主が掬う安倍の足  (土筆)
八    なよなよと ネオンに誘う夜の蝶  (祥雲)
九    気がついて 手術成功麻酔覚め  (豪人)
十    気がついて 親に感謝は時遅し (公三)
by kanku_yasutomi | 2007-08-30 02:00 |  安冨冠句会例会