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短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

安富冠句会 平成20年8月紫水杯(多選之部)

紫水杯 多選之部

紫水杯  四選  
    
      まかせきり 妻の手綱で走る駒  (佳月)

四選   手いっぱい たらい回しとなる患者  (佳月)

三選   まかせきり それでも文句だけは言う  (土筆)
      上きげん 検査結果の良き知らせ  (純一)
      竹の秋 わが身を削る親の愛  (新一)
      頼りない 母から見ればまだ子供  (千賀子)
      根が深い 風雪耐えし岩の松  (直樹)
      七変化 梅雨に花あり田舎道  (和憲)
      まかせきり 指示に素直な全自動  (純一)
      七変化 老いの体調昨日今日  (和憲)
      昭和史をくまなく生きて八十路坂  (純一)<読み込み句 和>
      大地震 平和根こそぎ崩れ去る  (佳月)
      竹の秋 わが身を捨てて子育てに  (新一)
      恋の夜空に言葉は要らぬ 二人で仰ぐ天の川  (和憲)<送り句>
      過保護から付けが廻って手に負えず  (恒男)<折り句 カツテ>
      せきばらい そっと潮時知らせてる  (千翔)

      以上 三選14章

多選 16章でした。
by kanku_yasutomi | 2008-08-26 08:00 |  安冨冠句会例会