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短詩文芸である冠句の紹介


by kanku_yasutomi

安富冠句会 平成23年1月上座抄(山口泉水 宗匠選)

山口泉水 宗匠選

天    初音聴く 雪を衣に梅の花  (直樹)<詠み込み 初>
    (標目 我が家の庭に春はそこまで)
追吟   梅の花 うぐいす鳴けばほほ笑みて

地    初便り 束ねて届く嬉しさよ  (篤子)<詠み込み 初>
    (標目 あの人この人おもかげ浮かび)

人    気は心 やはり嬉しい旅土産   (公三)
    (標目 となり近所はいつも仲良く)

二    富士の山 四季それぞれの美しさ  (雄飛)
三    厨の灯 消える事なし大晦日  (政信)
四    厨の灯 夕餉を告げる母の声  (純一)
五    評論家 足で稼いだ風を読む (直樹)
六    評論家 理屈並べて自慢げに  (阿ヶ美)
七    カルタ会 和服が似合うあでやかに  (雄飛)
八    仲直り 折れて一言ごめんねと  (阿ヶ美)
九    初日の出 皇居に集う旗の波 (耕作)<詠み込み 
十    天と紫水をまとめてもらう 早く来い来い開巻日 (雄飛)
by kanku_yasutomi | 2011-01-27 01:00 |  安冨冠句会例会